ビギナーさん 2019-05-25 19:18:04 |
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「んん…『…おはよう、ミア。朝飯なら今準備すっから、先に珈琲の湯を沸かして待って…』」
(間近でなければ聞こえない程に静かだった寝息は、彼の動く気配に僅かに崩れ。心地悪そうに眉が寄り、取れない眉間の皺が少し深まった後、掠れた唸りを零しつつ小さく身動ぎ。次いで、昨晩彼の頭を撫でるべく背面から伸ばし、しかし今は脱力していたその手で彼の背を押し、自身の方へと緩く引き寄せて。それから視界を未だ閉ざしたまま、もう一方の手を彼の髪にくしゃりと雑に絡ませ。そこからやや間を置いて、眠りに浸かった声で紡ぐのは妹の名と、自身が普段迎える朝の一幕で行われる、彼女との母国語でのやり取り。唯一の身内相手に向けている為か、その台詞には何処か子を甘やかすような色が含まれて。言葉を紡ぐと同時、何度か彼の髪を柔く掻き乱した後、漸く開いたその目に彼を映した瞬間、全ての動きをぴたりと止めて)
「…………悪ぃ、間違えた」
(平常よりは丸く見開かれた視界の中、其処に収まった彼の姿に寝惚けから抜けきれない思考は暫し凍り付き、だが次第に昨日の記憶が蘇り始めて。そうして一分程度の静寂を保って、やっと感情が今の状況へと追い付けば、その気まずさに元より顰められた顔に更に苦さを足して。先ずは視線を顔ごとゆっくりとぎこちなく逸らし、次に無遠慮に抱き寄せ撫でた彼の身から両手をそっと離して。その手の片方で自身の顔を押さえて俯き、深々溜め息を吐き出しながら、ソファー上で人一人分の距離をじわじわと取って一つ弱々しい詫びを落とし。けれどもその答えを聞くより先に気まずさを拭うべく、話を少々強引に切り替えて立ち上がらんとソファーに手を突き)
「……っと…後片付け、するか」
(/ふふ、まあその「次」が来ないようにと、他の人が寄り付かないように、目一杯身体と首に痕を付けておく事でしょうねぇ(笑)唯一察せられそうなのはビティス達くらいですかねぇ…(笑)では、思いっきり勘違いして気まずいテッドをお届けさせて頂きます(笑))
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