俺の料理についてだけは、素直に褒めるよなァ。( これが胃袋を掴むと云う奴か、柔らかい表情で食べ進める相手を眺めながら思えば、これだけ喜んで呉れるのなら作り甲斐も有るものだと此方も自然と上機嫌に云って。続けて自分も一口、口当たりの良いとろとろの卵を味わい理想通りの火加減に内心満足し。 )