匿名さん 2019-05-04 12:37:46 |
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ふふ、そうだねー…こうやって付き合ってくれるのは要君だけだよ。透也なんて無理矢理起こして来るから…優しく起こしてくれるのも要君くらいかな?
( 目の前の彼にそう言われると、大きく頷き眠気の所為で首の座ってない頭はうつらうつらと8の字を描くように揺れながら過去を思い出し。彼の兄の起こし方は特に過酷で、その日の気分により起こし方は様々特に酷かった時は擽り起こされたなぁ、とぼんやり彼の顔を見つめ。彼の母は可愛らしく、見た目はしっかりしているものの中身は少し抜けている所が多く味の保証は出来るものの異物混入に大しては目を閉じる事が大前提だと言うことを思い出しふふ、と笑いを零す。「 うん、また今度お邪魔させていただきますって伝えておいて。 出張で出かけた時のお土産残ってるからそれ今度渡しに行くよ 」 と部屋の隅に置かれた彼の家宛てのお土産袋を指さし。指の隙間から彼を見上げるとしたり顔で、こちらを向いている。何時から彼はこんなにも彼の兄の性格に似てしまったのだろう。彼の兄も偶にこうやって悪戯を仕掛けてきたことはあったが、今回はとても分が悪い。相手は年下で、しかもそんな年下の彼の腕の中で目を合わせなければ降ろさないなんて条件付きだ。普段ならもう少しで落ち着き、顔を見られるハズなのだがどうしてか今回はそう簡単には行かないようで、本当に破裂しそうな心臓を右手で抑えつつ、少し目じりに恥ずかしさからかうるりとした水晶が形成される。ゆっくり手を下ろし、控えめに彼を見つめては 直ぐに彼の胸板に顔を突っ込み 「 ス、スイマセーン…下ろしてください? 」嗚呼自分は何を翻弄されているのだろうか?唯お姫様抱っこ1つで自分はこんなにも戸惑ってしまう物なのか、はたまた彼だからか?_変な妄想はよそう。そんな事を頭の中で消化していきながらゆっくりと深呼吸して )
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