匿名さん 2019-05-04 12:37:46 |
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……ふーん。そうかよ。
(昨晩カッコイイと言わす宣言をしておきながら初っ端から転けてしまった感が否めなく舌打ちしたくなる思いに駆られるも、相手の笑顔を目にすれば釈然としない心の内が穏やかに解れていくようで。素っ気無い相槌を返しながらも頭、そして頬を撫でられれば手の平の温もりが心地良く、擦り寄るように首を傾ける。以前付き合っていた元カノたちにも頬を撫でられたことはあったが特別何を感じることも無かった。ふとそんなことを思い返せばやはり自分の心を揺さぶる存在は相手だけなのだと改めて実感して。スマホをタップし送って貰った写真を確認しては微かに口元を緩ませつつ相手の言葉に頷き「分かってるっつーの。二人だけの秘密、だろ? なら誰にも見せるつもりなんてねぇし、これは俺専用にする」と真剣な声で答え、約束する、という意味を込めて小指を立てて見せ。「お、ようやくベッドから出る気になったか。寝坊助な敬人を眺めてるだけでも俺は充分楽しいけどな」揶揄い混じりにそう言ってのけ、やけにゆっくりとシーツの波を進む相手の姿を微笑ましげに見届けては自分もベッドから離れ。暫くして鼻血が治ればティッシュを丸めてゴミ箱に投げ入れつつ「先に行ってるぜ」と一声掛けて洗面所へと向かい、10分と経たぬうちにさっぱりとした顔で部屋に戻って来て)
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