匿名さん 2019-05-04 12:37:46 |
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あぁ、兄貴だったら『おっさんモード入ってる敬人も可愛いぜ?』とか言って茶化したりすんだろうな。__俺にとって敬人は、大切で唯一無二で、守ってやりたくなる、大好きな、…幼馴染だよ。
(自分の成長過程を語るにつれ潤んでいく相手の瞳を見れば一瞬ぎょっと目を見開くも段々と愛おしさが込み上げてきて、しかしそれを素直に口に出すことも出来なくて、代わりに兄の声色を真似ることで間接的に心の内を伝える。一拍置いたのちにぽつりぽつりと紡ぎ出すのは今の自分が明かせる精一杯の愛の言葉。明日こそ本当の想いを伝えよう、と腹に決めつつ口元に笑みを浮かべて、机に突っ伏す相手の髪を柔く撫で。「それにしてもお前__昔っから俺のこと好きすぎだよな。自分のことより俺や兄貴のことばっか優先して、可愛げなくなった俺にも優しくしてくれてさ。マジで特別天然記念物級のお人好しだと思うわ」ご馳走様、と手を合わせれば片付けは相手に任せてまったり食後の麦茶を啜りながら呟く。中学時代サッカーの試合で大怪我をしたときも家族と同じくらい、いや、それ以上の温かさで心を支えてくれたっけ、なんて色褪せぬ記憶を振り返っては改めて相手の存在の大きさを実感し。麦茶をすっかり飲み終えてコップを洗っているところへ明日の目的地を問われれば「そういやまだ言ってなかったな。モフリーランドって遊園地、昔一緒に行ったことあっただろ?彼処に行こうぜ」と提案し。洗い物を済ませ相手の傍に歩み寄ればジッと瞳を見つめて反応を伺い)
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