匿名さん 2019-05-04 12:37:46 |
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っふふ、成長したね要くん。背丈も声も変わって、そうかと思えば彼女もできて、それからはひとを気遣うようにもなって嬉しいよ___って、俺おじさんっぽいかな 。
( 太った方が良いなどと助言を貰うと酔った勢いで感情が全て喉から溢れ、気付けば歳をとった言い草に感極まって目をうるりとさせている事に苦笑いを浮かべ机に突っ伏し 「 きみは昔ご飯粒さえ取れなくて、取ってあげると真っ赤な顔して喜んでくれて。 可愛かったなぁ 」 と呟く。熱を持った顔を冷たい机に暫く押し当て、その面積が暖かくなるとむくっと起き上がりさっさとあと片付けを始める。自分の事を心配してくれるのは実をいえば彼ぐらい、家族はなんだかんだ自分にはルーズで仕事も大したヘマをしないため安心してくれているし、彼の兄に対しては寧ろ此方が手を焼いたものだ。次から次へとまるで味のなくなったガムを捨てるような間隔で女性がすり代わりこの間は彼の勝手な紹介で家へ外国人の女性が尋ねてきた時には驚きの余り持っていたコップを落としてしまったものだ。そんな兄を持つ弟だから余計に彼に対しては尽くしてやりたいという気持ちが強いのだろうか、それに加えて自分を慕ってくれている彼だからこそ弟のように思えて手を貸してやりたいと思うようになったのだろうか、そんな考えをしているうちに片付けを終えてしまい洗った食器を食器棚へ戻し、濡れた手を頬に顔の熱を冷ますように当てがい壁にもたれ掛かり何かを思い出したかのように目を見開くと、「 ああ、そう言えば行く先は決まったの? 」彼が心待ちにしてくれていたであろう明日の予定を尋ねて )
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