匿名さん 2019-05-04 12:37:46 |
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ふーん…そっか、それも良いんじゃねぇの?……運命の相手、案外近くに居たりしてな。
(風呂上がりだからか、寄り添っていると衣服の隔たりなど関係無しに相手の体温が伝わってくる気がして思考回路がパンクしそうになる。それでも、いつものような優しい手で頭を撫でられれば緊張や嫉妬で強張っていた肩の力が抜けていくのを感じてゆるゆると息を吐き出し、笑み混じりに相槌を打ち。『敬人の初キスは俺が頂く!』なんて歓喜に沸いた野望は心の中に秘めたまま、少しでも相手の意識を自分へ向かせようという魂胆を抱きながらぽつりと呟きを付け足して。相手は自分のことを"弟のような存在"としか見ていないだろうと思いつつも、相手を腕の中に閉じ込めることで恋人になったかのような気分を噛み締めては、瞼を閉じて幸福のひと時に耽り。…しかし、話の矛先が此方の恋愛事情に向けられるなり非常に微妙な心境で薄目を開けて「あー…俺のことは、まぁ、メシ食いながらぼちぼちな」とはぐらかし半分、抱き寄せていた手を離し。そのまま一歩後退すれば、ぽかりと空いてしまった距離を惜しみつつ、色気もへったくれもなく空腹を主張する胃の辺りを片手で摩って)
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