＿退廃6区＿【アングラ/鬱々/人数制限】

＊擦れた天使

「……吸い殻？……は、ここでンな事言われたのは初めてかもしれねえな。地面ばっか気にしてると、あんたみたいな間抜けは食われちまうぜ。…ああ、でも、齧りついても吐き捨てられそうでご馳走どころか、普通の食卓にすら並びやしそうにない肉だし平気か。やっぱいい。むしろ地面だけ見つめて、間抜け全開でいてくれ」

「おーおー、下品、下劣、下等なタイプときたか！お前、その考えはどんな道筋辿ってきたんだよ。前頭葉ちゃんと働いてんの？つーか、前頭葉って分かるか？分かんないよなあ、すっからかんな頭でなけりゃそこまで見っともない醜態、恥ずかしがらず出せる訳ねえし！」


通称：ニコ
性別：男
見目年齢：30代半ば

容姿：錆色の短髪はうなじを刈り上げ、横は耳に触れており全体の毛先があちらこちらへ乱雑にはねている。前髪は目にかかり、その奥から爛々とした金色の虹彩を持つ二重瞼が覗く。白い肌は血色がやや悪く、痩せ気味の体型故にごつごつと骨張った輪郭が各部位に浮かび上がっている。倦怠感のある顔立ちで、煤けたような印象を与える佇まい。身長178cm。背中に対を成して生えた白い翼は広げた腕よりも短いサイズ。身体内部の肉が羽と化し、それが外部へ突き出て大気に晒された傷口は赤黒く乾燥した状態。藍色をしたゆるめのタートルネックに黒いズボン、焦げ茶色いショートブーツといった格好。

性格：生じた感情にすぐさま連動する表情、明瞭な喜怒哀楽、思った事を心の内に留める場合が少ない配慮などに欠けた、ささくれ立った言葉遣いは通常運転であると同時にこれらは行動にも出ている。ニコの基盤を構成する思想は知らない未来より今の煙草、味わいたいのは現在の快楽という刹那的なもの。それが影響し、わざわざ準備して先の自分に提供するとは煩わしい。だから流れに任せ良いと感じた時点で好きに振る舞い、終わりたければそこで停止といった生涯と最期に対する無責任な死生観を有する。でたらめではあるが、6区の中でも話が通じるまともな類い。通じた上での反応、そして軌道は彼次第。

備考：一人称「俺」二人称「あんた、お前、呼び捨て等」他呼称「天使、ニコチン天使、吸い殻男」
新しくもなければ、たいそう前から居る訳でもない6区の住人。何故ここに訪れたのか、家族や友人はいたのか、誰かを愛し愛されていたのかそうではないのかなど自分の記憶に関し残っている事がほぼ無く、覚えているのはどの相手にも告げていないままの本名だけ。住人達の可笑しさか、空気中の麻薬が原因かは不明だが肉体に変化し、内側から翼が突き破っている。風切羽は幾つか揃わず、中途半端で空は飛べなくて当然な有り様。元人間、現化け物のわりに他者や感情の判別、人道における善悪の認識があり言葉も理解出来る異形としては半端な存在。呼称の一つ、ニコチン天使を言いやすく「ニコ」に縮めて名乗った結果、それが広まった。南部以外の4区に出没。本人曰く、煙草は嗜む程度。


(/>6にて参加を希望させていただいた者です。このような天使が出来上がったため、ご確認をお願いします。何か不備などありましたら指摘してくださいませ。それでは、ご検討お待ちしております。)