匿名さん 2019-05-03 20:29:55 |
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はい、いってらっしゃい。
(これで今日のところは一旦お別れ。相手が受け取った弁当箱を大事そうにしまうところを見ては、先程より明るい笑みを浮かべて自身の教室へ向かう相手をこちらも笑顔を返して見送って。相手が教室で何をされているか、それは教室が離れているためあまり把握していない。していないが、友人からだったり虫の知らせだったりでそれとなく感じている。しかし、確証がないためうかつに動けない。申し訳なく思いながらこちらも教室に向かって。自分の教室に入れば早速男女関係なく友人が寄ってくる。「課題見せてくれよ!」「これ、食べてみて!上手く出来たの!」など、幼馴染とは正反対の対応。人柄の良さ故か、自分は周りを自然と惹きつけてしまう。それらを適当に、されどフレンドリーにあしらえば一日が始まって。一限目は体育。自分の土俵である100m走。次々と生徒が記録をつけていけば自分の番になり。一旦深呼吸をしてスタートラインに立つ。クラウチングの構えを取り、開始のホイッスルを待つ。やがてそのホイッスルが鳴ると同時にスタートダッシュをして。一緒に記録を取ることになったペアの男子との差をぐんぐんと広げていく。ゴールするとその記録は案の定頭一つ飛び抜けており、周りから賞賛の声が上がると校舎の窓から自分のことを見ていた幼馴染に「どうだ」と言わんばかりに指をさして)
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