執事長 2019-05-03 19:58:05 |
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>レベッカ
ン、上手上手。――シャルは、好きな人間を閉じ込メル。ずっと一緒ニ、遊んでやらナキャ気が済まナイ(貴女を笑わせようと思って出した声ではないにせよ、笑顔が見られたことが嬉しいようで薄っすらと口許に弧を描きつつ、ぱちんぱちんと冗長なリズムで拍手を贈って。厄介、その言葉の真意が知りたいのだと馬鹿ながらに勘繰れば、後は無神経にも残酷な事実を臆面もなく並べるだけで。閉じ込める、という表現は生ぬるいものだが、怪物の言葉尻から彼女に気に入られることが何を意味するのか、やんわりと伝わるだろう。「ジェイドなら、大丈夫と思ウ。レベッカは、女の子ダカラ、ハイネもきっと食べナイ。…ギンハも、多分、食べナイ」候補が男性にまで広がるとなれば、真っ先に思い浮かぶのはかの狼男。人を捕食することに押し潰されそうなほどの罪悪感を感じる彼は、間違っても初対面で貴女を喰うことは無いだろう。次いで名が挙がったのは、見目麗しい男性を好むダークエルフ。それに類似する形で、幼年嗜好の九尾の狐も候補に挙がるが、後者二人は初対面の女性に対しては少々刺激の強い面々かもしれない。「ナイ。オレ、木は振り回したコトしかナイ」ぶん、ぶんと大きな動作で首を左右に振りながら、大工仕事は未経験であると憮然とした態度で告げる。思えば自分が木を用いる時と言えば、何か壊したい物がある時に武器として丸太を振り回すくらいのもの。接着剤や釘の存在すら知識にあるかどうか危うく、それでいてベッドを作れるという謎の自信は未だ健在の様子で。「…そうカ。でもイイ、知りタイ。」獰猛で膂力の強い怪物が、脆く非力な人間に討たれる話が殆どと聞いて、胸に巻き起こったのは悲しさや怒りよりも驚きが色濃い。むしろその物語の中で、本来敵う筈のない怪物相手に人間がどう戦うのか、それにも興味が湧いたようで。貴女の両手を片手だけで充分に覆い尽せるほどの体格差を、改めて実感する。自分にない体温がほんのりと感じられ、満足したのか緩慢な所作で手を引っ込めつつ「…なんか、触りたくナッタ。小さいシ、あったかいカラ」貴女の両手から瞳へ視線をゆっくり移行させつつ、思ったままを告げる。自分にない小ささや温もりを無意識の内に求めていたのかもしれないが、その真相は定かではなく)
>ネイト
――…あんた、よく喋るわね。(新入りの食べ頃を吟味しに来たというのに、まさか此方が値踏みされているとは夢にも思わず部屋の中央付近まで歩みを進めては立ち止まる。新しく来た獲物は往々にしてひどく取り乱し、男性であっても喚き散らす者が殆どだが、機関銃の如く浴びせられる口説き文句には怪訝そうに眉を顰めて。「連絡先なんて必要ないわよ、此処じゃあね」貴方が何を落としてしまったのか、それは見当が付かない。けれどそんなことは歯牙にもかけず、未知の失くし物にも親切な対応を見せることは無くすっぱりと言い切って。「そんなことよりあんた、どういう立場か分かった上で喋ってるわけ?もう他の奴が親切に説明してくれたの?」余裕綽々といった貴方の様子はどうにも腑に落ちない。自分が獲物であり、相手がその捕食者であると理解しているならば、こんな軽率な態度は取れない筈、筈なのだが。まさかもう他の怪物に唾を付けられているのだろうか、ぴこぴこと耳を動かしつつ身を乗り出しては顔を覗き込んで)
(/此方こそ、最初は棘のある態度をとってしまいます故、不快でしたら遠慮なくお申し付けくださいませ!もうそろそろ眠ってしまうかもしれませんが、お時間の許す限りお相手宜しくお願い致します…!/蹴推奨)
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