主 2019-04-14 22:06:09 |
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(/相性大丈夫ですよ!これから、こちらからもよろしくお願いします!)
(草花を揺らす風が頬を掠めるのを感じる。優しく包み込むような暖かい風だ。屋根の上の人物は目を細めて笑みを咲かせている。その笑みに一瞬見とれるが気になるのは相手の容姿である。温かみを感じさせない白い肌に不思議な色の眼、流れるような長い黒髪にそしてなにより頭部から生えている角は童話の中でしか聞いたこと見たこともない鬼と同じもので。その人間離れした相手の様子に流石に戸惑うも持ち前の冷静さを活かして取り乱すことなくじっと相手を見つめていると、いきなり酒の誘いをされて拍子抜けしてしまい。鬼といえば人を食らう恐ろしいものだというのが一般常識だが目の前の相手の表情からそんな常識が微塵にも感じられなくて気が緩んで。「ふっ」と、一息いれて落ち着くと「いや、俺飲めないし」とやんわりと断り、相手に近づけば)
あんたは…鬼…なのか?
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