おさかな 2019-04-13 14:07:38 |
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■ 宝石の国:ダイヤ×ボルツ
ふかふかで柔らかくて気持ちがいいベッドに二人膝を突合せて座り、いつも通りの仏頂面だけど何処か緊張した様子の弟を眺める。かわいいかわいい僕の、僕だけのおとうと。
「 ねえ、ボルツ 」
びっしりと生えた……ううん、違うかな。目の縁を綺麗に覆う真っ黒なブラックダイヤの睫毛を揺らしてこちらにようやく視線を合わせてくれる彼の瞳をじいっと覗き込めば、意を決したように膝立ちになって僕の方に両手を伸ばすボルツ。肩にその手が触れると同時にお腹に力を入れてゆっくりゆっくりとベッドに背中を預けると、柔らかい感触が背中を包んでボルツの黒く長い髪がまるでお姫様のベッドのように僕を包んだ。
「 ダイヤ 」
「 うん。いいよ、触って 」
いつもは僕が嫌だって言うほど回る口も今日は少しだけ大人しい。たった一言、可愛らしい小さな唇から紡がれる名前も僕を欲して仕方ないのだと言わんばかりに熱を持っていて。その愛らしさに自然と緩んでしまう唇はそのままに小さく頷き僕が許可を出すや否や、真っ黒な長手袋に覆われた指先がまるで壊れ物に触れるような手つきで頬に触れ、そこから唇の端、顎の先、そしてお揃いのネクタイに指先が掛かるとしゅるりと衣擦れの音を立てて引き抜かれ。僕の肩からシーツの上に手のひらを移動させてしまった事にほんの少しだけ残念に感じながらも、上からひとつずつ焦らすようにシャツのボタンを外されるとどうにも擽ったくてくふりと笑い声を零してしまう。
「 ふ、ふふ、ごめんね。僕だってボルツと同じダイヤ属なんだから、そんなにおっかなびっくり触らなくっても大丈夫よ 」
「 うるさい。何かあって欠けるのはダイヤの方なんだぞ 」
ふふ、くすくす。拗ねたボルツが可愛くって止められない笑みにどんどん険しい表情になっていく弟の顔もまた可愛くて。両手を改めてシーツについて軋んだ音を立てながらこちら側に近づいてくる唇を受け入れるように双眸閉ざすと……──かちん。小さく鉱石同士がぶつかる音にゆっくりと瞼を持ち上げて。少しでも身じろいでしまえばまた直ぐにでも唇が触れ合う程に近い距離でボルツの夜みたいに真っ黒な瞳を見つめる。
「 キス、って言うんだってね。フォスから教えてもらったのだけれど、にんげん同士が愛情表現にしていたんだって 」
「 そうらしいな 」
「 うん。…それで、ボルツはどうだった? 」
「 硬い。冷たい。 」
「 うふふふっ。僕達はにんげんじゃないものね。 」
僕の問い掛けに間髪入れずに返ってくる返事に彼らしさを感じてまた更に笑いが込上げる。本当にぶつかったらきっと欠けるのはボルツじゃなくて僕の方。それでもきっとボルツに壊されるなら僕は本望なのだけれど。それでもやられっぱなしは性にあわないの、ごめんね。なんて内心呟いてからボルツの細腰に両腕を回して、長手袋と同じ真っ黒なニーハイソックスに覆われた脚に片脚を絡めてひっくり返すとすかさず馬乗りになってぽかんとこちらを見上げる弟を見つめて。
「 じゃあ、次は僕の番ね。僕がどれだけボルツの事が大好きか、教えてあげる 」
ここからは僕とボルツだけの秘密。先生にも皆にも内緒ね。
■世の中では逆カプの方が主流だって知ってるけど、私はダイヤ攻めを推したい。ダイボル流行れ!!!( 大声 )久々に直近のだけだけど、ここのログを読み返したらダイボルの話しててとりあえずss書いてみた。久々に書くから見づらすぎて草。百合でもあってびーえるでもある、そんなこの二人を推したい。フォス×アンタークも推したい。誰か書いて( はあと )っていうか眺め倒すから誰かトピを作って欲しい( ← )
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