ボーイズラブのすゝめ ( BL／募集 )

　


わざわざお前に恥を忍んでお願いしてるんだ、…分かるだろう。お前じゃなきゃ駄目なんだ。
（　相手の問いかけに何を今更な事をと思いつつ皮肉な返しをしてしまいそうになるのをぐっと堪え、言葉を慎重に選びながら返答し。他にも男性の知人が居ない訳では無かったが、その数人に相談をするという選択肢が端から無いのは自分があまり気を許している人物ではないからだ。相手ならばこんな突拍子の無い願い出を受けてもその後の関係が気まずくなる事はないだろうし、無理ならば無理だとはっきり断ってくれる、わざわざ本人に伝える気は毛頭無いがそういった面では一番信用していると言えるのかもしれないと同時に考えて。相手の様子を伺いながらすっかり温くなった珈琲を一口、今までお願いされる立場は幾度と無く経験してきたが、要望はこの達者な口をもってして上手く丸め通すものとしてきた自分にはこうして物を頼むという経験はあまり無く、どう言えば説得出来るのかがいまいち分からず居て。相手が言葉を返す間にぐるぐると思考を続けているとそもそも同性愛者でもない相手が特に好きでもない、ましてや嫌いと言われても頷けてしまう様な間柄の自分にそんな事をしたいと思うだろうかとここに来て漸くその疑問に辿り着き、「……矢張り相手が僕では、嫌だろうか。」と独り言の様に零し、決して自身を卑下する意図は無かったが自信家の自分にしては随分弱気な言葉を吐いてしまった事を軽く後悔して。　）


（　／ そうですね、デートが一番自然な切り口かと思います！本人達も抵抗感が一番少ない気もしますし…！
いいですね、いつも怒らせてばかりな柳楽さんには新鮮な表情ばかりでしょうし、同時に自身の行動を反省してくれると良いのですが…(笑)
柳楽さん、ひと握りしか持ってない説得スキルを使って頑張ってます…！
あと物凄く今更気付いたのですが、何回か一人称がブレまくっておりました…。「僕」が正しい表記です、キャラブレ申し訳ないです…；　）