ノラ犬に手を咬まれる （ 〆 ）

……あとはんにちはかかりそうだな。
（まさか相手が自分を攻撃するという推測を立てていたなど露知らず、自らを制止する言葉はまるで聞く耳を持たないとでも言わんばかりに聞き流しつつも、横目で赤髪捉えては矢張り明らかに重量のある鎧などものともしない様子で軽やかに地面を蹴る姿。元よりの体格差を考慮し、たとえ軽装備であったとしても息の一つや二つは乱してもいいもの。しかし文句を零す姿に疲労の影は一切見当たらず、心の内で羨望にも似た恨めしい様な感情の芽生えを感じ。重たいコートの裾をふわり揺らしつつ2分程度駆け続け、たどり着いたのは見晴らしの良い場所。漸く歩みを止め視界に入り込んできたのは恐らく目的地であろう街。距離を概算し所要時間の目処を立てれば野営も選択肢に入れつつポツリと呟き空を見上げ。）
……このままてんこうがかわらなければよいが。


（/一応雨降りフラグを立ててみました。魔物に襲われた場合であれば2人の性格的に倒してしまいそうな気もしますので、雨宿りということでよろしいでしょうか？雨宿りで入った先がダンジョンで、なんやかんやで2人とも負けず嫌いっぽいということもありますし話の流れでダンジョン踏破、という感じでいかがでしょうか。
また、当方ファンタジー知識に関しましては非常に浅薄ですのでおかしいところもあると思いますがどうかご了承くださいませ！）