好きって感情【NBL/一部人数制限/一部指定】

素直に従ってくれる気になってくれたかな？
さて簡単な説明をしようじゃないか。

ここは禎凌大学附属高等学校。大学の附属校なのである程度の出席率と試験結果でそのままエスカレーターで大学に行けるシステムだ。

学校自体は平凡だとは思うけど、大学の行きたい学科によっては一年から必修科目が存在するよ。卒業試験もあるしね。

学年3クラス(鶯、雲雀、金糸雀)。
鶯は俗に一般クラスと呼ばれているクラス。万能性はあるけれど、特化している訳では無い。
雲雀は俗に特進科クラス。ようは頭のすば抜けてるクラスだね。
金糸雀は俗にスポーツ特進科クラス。成績は鶯より劣りはするけれど、スポーツ推薦で入ってきた子が多いよ。


校則はそんなに厳しくないから、染髪も装飾も派手でなければお咎めなしだ。私服校だから、制服は無いよ？

校舎については、まぁ……。君たちの想像に任せるとしようか。あ、そうそう。大学は隣接されてるから、課外授業で大学の講義を体験するカリキュラムもあるよ。


組織としては生徒会執行部が生徒の頂点なわけだけど、その下に風紀取締部がいる。彼らは僕たちより風紀に関しては手厳しいから目をつけられないように過ごすことをオススメするよ。
この学校には委員会という概念はない。
全て部門、部活で構成されている。ある意味組織特化型といっても過言ではないよ。
学校の運営は校長や理事がするけれど、生徒を統括、管理するのは僕たち生徒会執行部の仕事だ。そのため生徒会執行部の人事は他の学校にあるような生徒会選挙というものはなく、生徒を指導する教師によって選ばれる。選ばれたら生徒に拒否権はない。完全なる上下関係という訳だ。高校から組織の上下関係を学ぶのは良いことだよね。ちなみに、風紀取締部も教師が選ぶよ。


月に一回、生徒会執行部と風紀取締部、各クラスの学級長で生徒会議をする。あまり生徒たちに圧力をかけてしまうと反発や暴動が置きかねないから、定期的に意見交換会をするんだ。


ん？平凡な学校って言ったけど。案外そうでもないのかな。ま、いいけどね！