死神と青年

無口よりはいいっしょ！
一緒にいてくれるんすか！？
じゃあ暇することはないってことですね！(八雲の肩に腕まわして笑顔を向ける)
うぃーす！見えない、害なし…じゃあ人がいるところでの会話は避ける…と

八雲
…そうだな、
虚空に向かって喋っていたら、
頭のおかしい奴にしか見えんからな…。

ふははっ(笑)そうですよね
じゃ、今日から八雲さんでしたっけ…よろしくお願いします！(お辞儀する)

八雲
……ああ、よろしく頼む。

さーて…何しようかな…(八雲を見る)
…そういえば死神ってご飯とか食べるんすか？

八雲
…………いい、自分で作れるからな…。
(どう見てもお菓子作りのスタイルだが…)

えっ、自炊系男子なんですね！
俺外食とかそこら辺のコンビニとかで済ますから自炊したことなくて…
…どんな料理作るんすか？(好奇心しかない)

八雲
………少し待っていろ…作ってやる。
(手早く食材を用意し、いくつか作る)
…これでいいか？軽食だが。
(チャーハン、卵スープ、サラダ…と
いったものを机に置く)

…！はい！(バカでかい声)
…すっげぇ…！手作り出てきた…！女子力高い…！(感動して)

八雲
………女子力？何だ、それは…俺は男だが。
(首を傾げながら席に着く)

あ、魔界的な何かにはそうゆう言葉ないんすね…
えっとー…料理のセンスすごい…って…センスは通じますかね？(まじまじと見つめながら)

八雲
………誉め言葉として受け取っておこう。

誉め言葉すっよ…
……八雲さん料理とか好きなんっすか？

八雲
………嫌いではないな。

へぇー……お菓子とかも作れるんですか？

八雲
………それは、趣味だ。

趣味…！？(驚いたように)
八雲さんホントに男性っすか？
実は女の子～みたいな感じじゃないんすか(真面目に聞く)

八雲
…………俺は男だが。
…まあ、性別が分からんと言う点では
理解しよう。
俺たち死神は、対象によって
姿も年齢も性別も変わる…。それだけだ。

性別変わるんだ！？
じゃあ俺が若いから…八雲さんも若い姿ってわけか…

八雲
………まあ、俺はあまり変えんがな。
…同僚の中には、その都度変える奴も居るが。