[そこの所だが…我輩にも解らないのさ。 彼奴は出会った時から人が嫌いでね] お手上げだ、とでも言いたげに手を広げる。 《…ローウェル…余計な事…言わなくて良イ…》 またガリガリと金属質な音を立てながら、 肉を捌く包丁を引き摺って現れる。 [おっと、すまない]