アルヴィオン 2019-03-26 02:55:08 |
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(純白の髪、真紅の瞳――それだけでも十二分に神秘的な美しさを放つのに、彼女はそれに加えて息を呑む様な美貌を備えている。世界に二つとない精巧な人形を彷彿とさせる相貌は、何時間、何日、或いは永久に見つめていても飽くことは無いだろう。ぼんやりそんなことを考えながら、吸血鬼は只々貴女の姿をじぃっと見詰め続けていて。場所は二人の寝室、キングサイズの豪奢なベッドの傍に佇み、感慨深そうに口元に手を添え「…美しい」ぽつりと口から零れたのは紛れもない本心。髪、瞳、整った鼻筋、小ぶりな唇、華奢な双肩、しなやかな四肢と女性らしい膨らみ――全てを網膜に焼き付けんとばかりに、金色の双眸は貴女の美しさに眼福していて。やがて眺めるだけでは満足できなくなり、そっと手を伸ばした先には柔らかで滑らかな貴女の頬。冷たい指先で愛しい体温を堪能するかのように数回撫ぜれば、それを頬から顎へ、顎から喉へと滑らせてゆく。やがて骨張った指先は貴女の細い首筋に到達し、視線もその軌跡を追う。「――!」貴女の白い首筋を目にした瞬間、どくりとざわつく本能。腹の奥が熱を持ち、脳髄を侵すのは強烈な渇き。欲しい、只欲しい――欲望に呑み込まれそうになるこの衝動を、彼女を城へ迎えてから、もう何度堪えただろう。「…済まない、ルシェラ。少し、離れてもいいか」どこか詰まる様な苦し気な声音、頼むから本能を刺激してくれるなと縋る様に見つめる瞳は金から紅へと色を変えつつあり。指先から伝わる貴女の体温は勿論、爽やかで甘い貴女の香りすらも絶え間なく吸血鬼の本能を刺激している。このままでは歯止めが効かなくなってしまいそうだ。片時も離れたくは無いが、頭を冷やす時間も必要。名残惜しそうに手を引っ込めれば、くるりと踵を返し寝室を後にして。向かった先はバルコニー、夜風に当たってこの熱情を冷まそうという魂胆で)
(/良い…本当に良過ぎます、その展開…。是非是非、背後様が考えて下さったその案でいきましょう…!早く物語を紡がせて頂きたい一心で、勝手に交流文を投下してしまうせっかちをお許し下さいませ…!一旦吸血鬼を寝室からバルコニーへと移動させましたので、もしよろしければ例の服装に着替えて追いかけて来て頂ければスムーズかなと思いますが、無論これは一案に過ぎませんので、背後様の思うがままに動いて頂ければと思います…!
騒動につきましてのお考え、把握致しました。なかなかえげつないことをする吸血鬼ですが、それすらも愛と受け止めて下さるルシェラ様と背後様の寛大さに息子共々感服しております。
それでは、是非末永くお相手頂ければ嬉しいです!一旦背後は下がりますが、また何か御座いましたら遠慮なくいつでもお申し付けくださいませ…!/蹴り可)
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