≪ 我が毒牙で君を攫う ≫

≪ 我が毒牙で君を攫う ≫

アルヴィオン  2019-03-26 02:55:08 
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>貪欲で偏食な吸血鬼を満たせるのは、純白と真紅を持つ貴女だけ。




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  • No.1 by アルヴィオン  2019-03-26 03:00:28 



(/この度はお声掛け下さり本当に有難う御座います…!身の程を弁えず申し訳ありませんが、選定式という形を取らせて頂くことをお許しくださいませ。
 交流を始めるにあたって留意して頂きたい世界観及び設定を後述させて頂きますので、お目通しいただければ幸いです。その後には此方からのサンプルロルを掲載させて頂きますので、それにレスする形でロルテストを行わせて頂こうと思います。お相手様が決定し次第、お互いの簡易なPFを作成できればと思っておりますので、どうか宜しくお願い致します…!)

  • No.2 by アルヴィオン  2019-03-26 03:17:35 



▼舞台
 咲き乱れるのは雪よりも白いチューベローズ、その純白に埋もれる様に囲まれた黒煉瓦の立派な城が拠点。
 吐く息が白い程には通年冷え込むうえに、やたらと標高の高い場所にあるためヒトが辿り着くことはほぼない。
 馬の脚で丸一日駆ければヒトの住む街が見えてくるが、基本的には外界から隔離された二人だけの愛の巣。
 城内は広く、シックながら豪奢な造りであり、吸血鬼の使い魔たちが雑用をこなしている。
 時代は中世ヨーロッパ、時代考証はふんわりのなんちゃってルネッサンス。


▼魔女について
 ・白髪に紅眼のアルビノ、人間離れした美貌
 ・永い間独りで古城に住みながら、人里を襲い破壊行為に明け暮れていた
 ・もっと昔は魔法を善行に使っていたが、それは寂しさを紛らわし承認欲求を満たす為
 ・人に裏切られてから破壊を繰り返していたのは己の存在証明の為
 ・吸血鬼のストーキングには気付いていなかった
 ・一連の騒動が吸血鬼のシナリオであることを察したか否かは要相談
 ・騎士団から守ってくれた吸血鬼にフォーリンラブからの依存中


▼吸血鬼について
 ・途方に暮れるほど昔から魔女をストーキングしていた
 ・アルビノの血しか飲まない偏食であり、今まで様々なアルビノを攫っては喰ってきた
 ・故にアルビノは只の上質な餌という認識、しかし貴女だけには苛烈なほどの愛情を向ける 
 ・この吸血鬼の牙には特殊な中毒性があり、吸血行動に伴う痛みを快楽に変換する
 ・魔女の事が好きで好きで堪らない、四六時中触れていたいし咬んでいたい
 ・生物と同様血は流れているが体温は限りなく低い


▼サンプルロル


貴様らは何も解っていない。彼女は只、“よく頑張ったね”と認められたいだけだ(魔女の孤独で満たされた古城の冷たい空気が、張り上げられた声に凛々と震えた。こんなに大きな声を出したのは何百年振りだろうか。負担に慣れていない喉が悲鳴を上げて微かな痛みを訴えた。ヒトとバケモノの間にある圧倒的な力量差と、吸血鬼の只ならぬ気迫に圧されて、騎士達は次々に逃げ去っていく。自力では立ち上がれないほど負傷した仲間を無視して我先に遠ざかる騎士達の背中を、ぐしゃぐしゃに切り裂いて彼女へ差し出せば、少しはその憂鬱を晴らすことが出来るのだろうか。――否、そんな筈はない。気も遠くなる悠久の時を、哀しみと孤独と共に歩んだ彼女の懊悩を、癒してやれるのは己の毒牙の他に存在しない。長いマントコートの裾を翻して踵を返せば、貴女の眼前にて片膝を地に付け跪く。恭しく胸に手を添え一礼すれば、久しく感じることのなかった自身の脈動を感じる。それもこれも全て、漸く貴女の前に姿を現し、知覚して貰うことが出来るから。「薔薇より気高く、百合より麗しい魔女よ。どうか俺の愛に応え、俺と共に来い」あまりにも真っ直ぐに底光りする金色の瞳で、真紅の双眸を捉える。やっと時が来た、もう絶対に逃がさない、離さない、苦しみなど与えるものか。独り善がりな吸血鬼の硬すぎる決意は、この視線だけで刺さるほどに伝わってしまうだろう。静かに立ち上がれば、流麗な所作で貴女を捕らえるかのように強く抱き締め、可憐な唇を奪う。数回角度を変えればそっと貴女の耳元に口を寄せ「我が名はアルヴィオン。未来永劫、お前だけを愛すると誓う。俺の毒牙に溺れてくれ、愛しの花嫁よ」否と言わせないほど強く、それでいて囁く様な声音で告げる。背の何処ぞへと隠していた黒い翼をぶわりと広げ、吸血鬼は貴方の返答を待った。天上には月、地上には血飛沫。血の香りに満ちる夜気に、貴女を攫う準備は整った)


  • No.3 by Fell  2019-03-26 05:59:19 

参加させて頂きたいのですがよろしいでしょうか…??

  • No.4 by 通りすがり魔女  2019-03-26 07:51:24 

構いわないわ、私に価値を与えてくれるなら、どこまでも…。
(屋敷に響き渡る凛とした声が私の心の穴にすっとはまってしまった、長年ずっと気づかないように閉まっていた孤独が、欲望が溢れだし愛されたい、愛したいと思ってしまう。この気持ちに蓋をしないと、だけど、だけど、私は…そう考えてるうちに騎士が逃げているのがわかり魔法で消そうと指を鳴らそうとした瞬間騎士達が真っ赤に染まった、私はその光景を見つめ不意にも綺麗だと感じ、その犯人は私を愛しそうに見つめる吸血鬼だろうと判断し、静かに近づき私の紅い目と金色の瞳が交わりその瞳には私しか映っていなく共に来てくれと言われ、この私に価値を与えてくれるのか…この私を愛してくれる吸血鬼いや、この私を救い連れ去ってくれるならばその答えに私は頷き呟き。流れるような動作で私を立たせ腕の中に閉じ込められ長く甘い口づけが終わり愛しそうに名をくれた吸血鬼、初めから不思議と怖がらないのは何故だろうか、ずっと、隣にいたような感覚に身震いをし問いかけに答えるかのように自分の手が相手の頬に触れ、数百年ぶりだろうかこんな風に微笑み嬉し涙を流すのは…目元からには嬉しさのあまりに涙が一筋流れ凛とした声で「私の名はシャラン、私を拐ってくださいませんか?漆黒の翼を持つ愛しの花婿様」悔いはない、このまま騙され朽ち果てるのも悪くないと思う、少しでも私を見つめ、認めてくれたのが嬉しいし、屋敷で二人だけの愛に堕ちても素敵ではないか、静かに微笑み拐われるのを吸血鬼の腕の鳥かごの中で待ち)


(/掲示板で話しかけさせてもらった者です。選定式で大丈夫ですのでテストロル送らせて貰いますね。ご検討くださいませ。)

  • No.5 by 匿名魔女  2019-03-26 19:40:31 






(ガシャガシャと愚鈍な騎士達の鎧が擦れる音が遠く感じられる。彼女の心は冷え切っていた。このまま散っても良いと想うほど。_自己愛故の行動だった、それでも認められたかった。確かに彼女の自己満足では有ったかも知れないが、偽りだとしても愛し尽くした者達に剣先を突き立てられる気持ちが絶望が苦しい程の憎悪が、彼等にはきっと分からないだろう。永い時を暗い孤独をたった独りで過ごす事など、人間には無いのだから。__睨み合う両者の中で響いた凛とした声。深く心に響く自身の核心をつく台詞に視線を巡らせ、彼を捉えたその瞬間に眼も身体も感覚を有する全てが彼に囚われる様な錯覚。情けない悲鳴を上げ逃げていく騎士達への関心など既になく、マントを翻し振り向いた彼が此方に歩み寄る動作にドクドクと高鳴りを伝える心臓の音が脳に響く。徐に自身の前へ跪いた彼とお互いの視線が交われば強い意志を浮かべる耽美な金の瞳、穏やかで強引で力強い言葉に、ひゅっと細く息を吸う事しか出来ずに彼女の白い脚が恐怖か或いはえもいわれぬ歓喜からか無意識に震え始める。混濁した思考の中で愛とは久しく聴かぬ言葉に暫し呆然と彼を見詰めれば強く引かれた肢体に重なる口付け。抵抗など出来るはずも無く、最早する気も無く幾度と重なる冷たい唇は飢えた心を暖める。耳元で囁かれる甘い声がゾクゾクと背中を這い回る感覚。視界に広がった彼の黒に、その闇に彼女は既に堕ちているのだろうか。恍惚とした表情でその翼に手を伸ばすと数度彼の名前を繰り返す、心に刻むように。) __連れて行って、アルヴィオン。貴方と共に。



( / トピ立てお疲れ様です。24884の匿名魔女です。ロルテストとの事でしたので拙いながらに紡がせて頂きました。相性や文体の好み等有りますので合わないと思われた場合はバッサリとお断り下さい。 )





  • No.6 by 匿名さん  2019-03-27 00:56:49 


(冴え冴えとした月光が降り注ぐ古城は、普段では到底考えられないほど多くの命の気配で溢れていた。しかし在りし日の優しい記憶を彷彿とさせたそれは、騎士の長たる人物がその掲げる正義を詳らかにするまでの、泡沫の幻想。鈍色の刃と何十もの殺気を一度に向けられれば、魔女の世界は一瞬にして色を失くした。何で、どうして。そんな益体も無い言葉だけが、頭の中でぐるぐると渦巻く。確かに人里を襲う行為は褒められたものでは無い。けれども、先に手を上げたのは、いらないと言ったのは、彼らの方ではないか。確かに色々なものを壊してきた。けれども、ヒトの命を奪った事は一度だってなかった。だって、どんなに歪だったとしても、確かに彼らを愛していたのだから。――しかしそれももう、今日でおしまい。騎士に紛れた術士によって、ほんの小さな火すら起こせない程に魔力を奪われてしまった。魔力の無い魔女など、屈強な騎士たちの敵ではないだろう。ともすればふらつきそうになるのを石壁に背を預ける事でやり過ごし、何もかもを諦めた表情でその刃が届くのを待つ。切られた程度で**るのだろうかと、そんな事を思ってゆっくりと目を閉じた。――が、覚悟した痛みはいつまでもやって来ず、代わりに聞こえたのは何よりも鮮烈に響く、闇夜を切り裂くような声だった。「なん、で……」告げられたのは、誰にも言った事は無いはずの望み。衝撃が大きすぎて逃げ惑う騎士たちの様子など全く頭に入って来ない。真紅の瞳を零れ落ちんばかりに見開いて声の主を凝視していると、マントを翻した金色の瞳の青年が恭しく目の前に跪き、都合の良い夢でも見ているのかと思う程の台詞を口にした。真っ直ぐな瞳に射抜かれ、その存在に魅せられたように一歩たりとも動く事ができない。そうしているうちに腕の中へと閉じ込めるように抱き込まれ、何かを口にする前に唇を奪われて「……っ、ん――」一度だけでなく、二度、三度と重ねられる唇に、ようやくこれが夢ではないのだと思い知らされる。耳元で囁かれた言葉にどくんと大きく心臓が跳ね、たったそれだけにも関わらず、世界が再び色づき出すのを感じ「――アルヴィオン」目を伏せてなぞるように繰り返した名は、自身でも不思議なほど口に馴染んだ。広がった翼に誘われるようにそっと手を伸ばして、弱々しいながらも彼のコートを縋るように掴む。そして金の瞳へ真っ直ぐに視線を向ければ、人形じみた白磁の肌をほんのりと染め、ふわりと綻ぶように、それでいて艶やかに微笑んで「永遠に、あなたの傍に。――どうか、息もできないくらいに溺れさせて欲しいわ」例え何か他の意図があったとしても構わない。彼の瞳を信じ、この恋のためだけに生きてみようと、そう思った)


(/募集版の24887にてお声掛けさせていただいた者です。選定式との事で、遅ればせながらロルを綴らせていただきました。お納めくださいませ。ロルテストという位置づけではありますが、素敵な世界観を想像しながら楽しく紡がせていただきました。趣味と好みをこれでもかと盛り込んでしまいましたので、合わないと感じられた場合は、そのままお伝えいただければと思います。それでは、ご検討のほど、よろしくお願いいたします。)

  • No.7 by 匿名さん  2019-03-27 01:00:50 


(/大変申し訳ありません、伏字の存在をすっかり失念しておりました。>6の本文中、伏字となっている箇所は「切られた程度で死.ねるのだろうか」です。連投及びスペースの消費、大変失礼いたしました。)

  • No.8 by アルヴィオン  2019-03-27 18:38:27 



>Fell様

(/大変申し訳ありませんが、当トピは某募集板にて反応して下さった方のみをお迎えする場所です。少しでも興味を持って下さり、態々お声掛けまで頂いて有難う御座います。今回はお相手させて頂くことは出来ませんが、またご縁がありましたら宜しくお願い致します。)


>通りすがり魔女(24885)様

(/態々此処まで足を運んで頂き、ご丁寧にロルテストまで提出して頂いて有難う御座います。然し、募集板にてお伝えした通り、今回24885様との御相手は相性面の都合上見送らせて頂きます。本当に有難う御座いました、機会があれば是非どこかでご一緒させて頂ければと思います。)


>匿名魔女(24884)様

(/此処までお越し下さり、素敵なロルをご提出下さり有難う御座います。拙いなんてとんでもない、情景や心情が目に浮かぶかの如く伝わってくる文章で、とても勉強になりました。非常に悩んだのですが、今回はより魔女役を理解して下さっていた方に御相手をお願いしようと思います。また別の機会が御座いましたら、その時はぜひとも同じ物語を紡がせて頂ければ嬉しいです!この度は、本当に有難う御座いました。)


>匿名さん(24887)様

(/気高く脆く、儚く美しい硝子細工の様な魔女様、ようこそ吸血鬼の城へ。繊細ながらも情動に溢れた文章や、世界観への理解度、当方が理想とする魔女像に限りなく近いキャラクター性に惚れ込んでしまいました。是非ともこのまま吸血鬼に攫われ、城の中で末永く御相手して頂きたいです…!
つきましては早速なのですが、簡易なPFの作成に取り掛かってもよろしいでしょうか。基本的な性格は募集要項に沿ってご理解頂けているかと思いますので、主に容姿を中心に練っていければ…!その上で吸血鬼の外見や設定について、なにかご要望や萎えがあればお聞かせ願えれば幸いです。)


  • No.9 by 匿名さん  2019-03-27 22:45:00 


(/この度はお相手としてお選びいただき、また勿体ないほどのお褒めの言葉をありがとうございます。素敵な世界の住人となれたこと、大変嬉しく思います。こちらこそ、どうぞ末永くよろしくお願いたします…!
容姿を中心とした簡易PFの作成、承知いたしました。要望と言うよりも完全な趣味となってしまうのですが、魔女と同様の人間離れした美貌の持ち主であり、長髪を束ねていたりすると萌えます!設定の面では、魔女を溺愛するが故に、更に依存させようとして世話焼きであると、こう、背後に直球ストレートです…!萎えはこれといったものはございませんので、あまり気にせずに造形していただければと思います。
また、今度は反対に、魔女の容姿や設定についてのご希望や萌え萎えなどをお教えいただけないでしょうか…!)

  • No.10 by アルヴィオン  2019-03-28 19:36:34 



名前:アルヴィオン
年齢:外見年齢20代後半
髪:手入れの行き届いた黒の長髪、毛先へ向かって深紅のツートン / 長さは肋骨辺りまで / ポニテ6割、低い位置でのサイドテール2割、緩い三つ編み1割、縛らず下ろす1割の確率で日替わりヘアスタイル
顔:金色の桃花眼 / 左目下に3つ横並びの泣き黒子 / シャープな輪郭の均整の取れた顔立ち / 鋭く冷たい印象を与える表情だがそれに反して魔女様へはどろ甘の蜂蜜対応
身体:身長188cm / 死人の如く病的な色白 / 無駄のないしなかやな体つき、それでいて筋肉質
服装:スリーピーススーツに夜闇の様なマントコートを羽織る / 靴は上質な革靴 / 収納可能な黒い翼持ち
特徴:興奮すると虹彩が紅く変色する / 平熱は20℃前後 / アルビノの血液しか食さない偏食家(自称は美食家) / 好物から先に食べる派、つまり好物(魔女様の血)を摂取することについて我慢出来ない / そもそも三大欲求に忠実 / 生来の貪欲さについて目を瞑れば、一途な(重過ぎる)愛を全力で注ぐ世話焼き(過保護)彼氏 / 自分が愛した分だけ相手にも愛して欲しい、という無意識の下、魔女様のお願いは何でも叶える心積もり / 独占欲の塊であり、普段なら使い魔にさせる身の回りの世話すら、魔女様に関わる事なら何でも自分でやりたがる傾向有


(/お待たせ致しました、お先に吸血鬼のPFを投下させて頂きます。簡易なものを、と言っておきながら、やりたい要素を詰め込みすぎた冗長なPFが出来上がってしまいました…。ご要望にお応え出来ているか分かりませんが、もし改善点等ございましたら遠慮なく仰ってください…!

魔女様についてですと、やはり魔女らしく上品ながら色気のあるお姿に萌えます。線は細くて守ってあげたくなるのだけれど、女性らしさのある体つきと申しますか、これ以上は自重しておきます/笑。
他は、アルヴィオンに吸血されることを至上の喜びと捉えて頂ければ非常にグッと来ます…!本編ではかなり高い頻度で魔女様の血を求めると思いますので、その方が甘々な日常を送れてハッピーかな…なんてぼんやり考えております。
萎えについては、低身長やロリータ系の幼い服装がそれに該当します。それ以外は基本的に好みですので、どうかあまりお気になさらずに。)


  • No.11 by ルシェラ  2019-03-30 01:09:11 


名前:ルシェラ
年齢:外見年齢20代半ば
髪:混じりけの無い純白 / 臀部を覆う長さのふんわりとしたロング / 前髪は眉より少し長め / 基本的には結わずに下ろしたままでいることが多い
顔:血の色を映したような真紅の瞳 / 睫毛が長く伏し目がち / 憂いを帯びた儚げな相貌 / 人形めいた静謐な美しさ / 吸血鬼様の前でのみ様々に表情を変える
身体:身長165cm / 白磁のように滑らかな肌 / すらりと長い手足に華奢な肩 / 要所要所で女性らしい凹凸と丸み
服装:袖と裾が広がった、膝下丈の黒いドレスワンピース / 胸下で真紅のリボンを結ぶ / 吸血しやすいよう、襟ぐりは大きく開いたもの / 靴は低めのヒール
特徴:アルビノゆえ日光が苦手な夜型 / 寝起きはあまり良くない / 対人関係以外はそれなりに器用で、様々な魔法に通じている / 気位が高いようでいて、その実繊細な感性の持ち主 / 寂しがり屋で愛されたがり / 吸血鬼様の姿が少し見えないだけでも不安になり、甘えたがる傾向 / スキンシップ多め、むしろ離れないで欲しい / 吸血されることが存在意義で、何よりもの喜び / 食事になれないなら自分に価値は無いと思っている節がある / 吸血鬼様のためなら文字通り何でもする


(/素敵な吸血鬼様をありがとうございます…!洗練された流麗な美しさの中にも魔女へと向ける熱量が感じられ、一緒に物語を紡げることが今から楽しみで仕方ありません。改善点など見当たりませんとも!

遅ればせながら魔女のPFを作成させていただきました。好き勝手に盛り込んでしまったため、長くなってしまいました事をここにお詫びいたします。ご希望に添えていない場合や、加筆・修正点がございましたら遠慮なくご指摘いただけると幸いです。また、名前が決定いたしましたので、今回から名前欄を変更させていただきました。)

  • No.12 by アルヴィオン  2019-03-30 13:39:21 



(/なんと素敵な魔女様…!静けさの中にある凛とした美しさ、そんなお方が吸血鬼の為に襟ぐりを開けたドレスを着用して下さっているなんて…非常にグッと来ております。ルシェラ様になら、吸血鬼の重過ぎる歪な愛情を受け止め、共に育んで頂けそうで、当方も今からわくわくが止まりません。此方から加筆修正をお願いする箇所など皆無で御座います、是非そのままの魔女様にお相手願いたいです。本当に可憐で美麗な魔女様を有難うございます…!名前欄の変更について、承知いたしました。

吸血鬼のPFについても、お褒めに与りとても光栄です。ではお互いのPFが出揃ったところで早速交流を開始していければと思います!開始場面については以下の2パターンを想定しております。

①ロルテスト直後、つまりルシェラ様がアルヴィオンに城へ連れ去られた場面からスタート。この場合、二人の面識は無かった形で始まりますので、流石の吸血鬼も少々遠慮気味かと思われます。と言っても、自分の城の中でやっと二人きりになれたのだから、すぐに我慢の限界を迎えると思われますが…!

②アルヴィオンの城で同棲を初めて既に何週間か経過した、という設定。この場合、二人は既に吸血を経験済みで、アルヴィオンも遠慮や我慢を知らない状態からのスタートとなります。初の吸血シーンを楽しみたい、という場合は、数週間もの間アルヴィオンが吸血を我慢していたけれど、遂に限界を迎えて魔女様に血を強請る、という始まり方も非常にアリだと思っております…!

上記の2パターンはあくまでこちらからの提案ですので、他にやりたいシチュエーション等がございましたらどうぞ遠慮なくばしばし仰ってくださいませ!
また、魔女様と騎士団の騒動が吸血鬼のシナリオであった件について、魔女様は既知であるのかそれとも勘付いていらっしゃらないのか、どちらかご希望をお伺いしてもよろしいでしょうか?)


  • No.13 by ルシェラ  2019-03-30 14:53:19 


(/お褒めに与り大変嬉しく思います!今後交流を重ねて行く上で、要素等にご希望がございましたら、随時追加させていただきますので遠慮なくお申し付けくださいませ…!

ご提示いただいた開始場面はどれも魅力的で迷ってしまうのですが、是非②の初の吸血シーンからお願いできませんでしょうか…!それと申しますのも、ルシェラが襟の開いた服装へと変えた契機について考えておりまして…互いにそれなりの時間を過ごしながらも、吸血衝動を抑えるアルヴィオン様。しかし一方のルシェラは、彼の牙が自身へ向かない事に不安を感じ始め、彼女なりに思い切ってPFに記載しているものへと服装を変えたのではないか…と。妄想全開でお恥ずかしい限りなのですが、よろしければご一考いただけませんでしょうか…!

騎士団の件につきましては、いくつか不自然な点は感じているものの核心には至っていない状態を考えております。今後吸血鬼様の深い愛を知るにつれて、パズルのピースを埋めるように理解して行くこととなるでしょうか。とは言え、例えシナリオだと知ったとしてもルシェラのアルヴィオン様への想いは変わらないため、事実はただの事実としてそこにあるのみ、という形となるかと思っております。)

  • No.14 by アルヴィオン  2019-03-30 15:29:58 



(純白の髪、真紅の瞳――それだけでも十二分に神秘的な美しさを放つのに、彼女はそれに加えて息を呑む様な美貌を備えている。世界に二つとない精巧な人形を彷彿とさせる相貌は、何時間、何日、或いは永久に見つめていても飽くことは無いだろう。ぼんやりそんなことを考えながら、吸血鬼は只々貴女の姿をじぃっと見詰め続けていて。場所は二人の寝室、キングサイズの豪奢なベッドの傍に佇み、感慨深そうに口元に手を添え「…美しい」ぽつりと口から零れたのは紛れもない本心。髪、瞳、整った鼻筋、小ぶりな唇、華奢な双肩、しなやかな四肢と女性らしい膨らみ――全てを網膜に焼き付けんとばかりに、金色の双眸は貴女の美しさに眼福していて。やがて眺めるだけでは満足できなくなり、そっと手を伸ばした先には柔らかで滑らかな貴女の頬。冷たい指先で愛しい体温を堪能するかのように数回撫ぜれば、それを頬から顎へ、顎から喉へと滑らせてゆく。やがて骨張った指先は貴女の細い首筋に到達し、視線もその軌跡を追う。「――!」貴女の白い首筋を目にした瞬間、どくりとざわつく本能。腹の奥が熱を持ち、脳髄を侵すのは強烈な渇き。欲しい、只欲しい――欲望に呑み込まれそうになるこの衝動を、彼女を城へ迎えてから、もう何度堪えただろう。「…済まない、ルシェラ。少し、離れてもいいか」どこか詰まる様な苦し気な声音、頼むから本能を刺激してくれるなと縋る様に見つめる瞳は金から紅へと色を変えつつあり。指先から伝わる貴女の体温は勿論、爽やかで甘い貴女の香りすらも絶え間なく吸血鬼の本能を刺激している。このままでは歯止めが効かなくなってしまいそうだ。片時も離れたくは無いが、頭を冷やす時間も必要。名残惜しそうに手を引っ込めれば、くるりと踵を返し寝室を後にして。向かった先はバルコニー、夜風に当たってこの熱情を冷まそうという魂胆で)



(/良い…本当に良過ぎます、その展開…。是非是非、背後様が考えて下さったその案でいきましょう…!早く物語を紡がせて頂きたい一心で、勝手に交流文を投下してしまうせっかちをお許し下さいませ…!一旦吸血鬼を寝室からバルコニーへと移動させましたので、もしよろしければ例の服装に着替えて追いかけて来て頂ければスムーズかなと思いますが、無論これは一案に過ぎませんので、背後様の思うがままに動いて頂ければと思います…!

騒動につきましてのお考え、把握致しました。なかなかえげつないことをする吸血鬼ですが、それすらも愛と受け止めて下さるルシェラ様と背後様の寛大さに息子共々感服しております。
それでは、是非末永くお相手頂ければ嬉しいです!一旦背後は下がりますが、また何か御座いましたら遠慮なくいつでもお申し付けくださいませ…!/蹴り可)


  • No.15 by ルシェラ  2019-03-30 21:17:45 


(月が天高く昇る時間帯には微睡からも醒め、何もせずとも、こうして彼と二人で過ごすことが多かった。大きなベッドの端に腰かけ、こちらを見下ろす黄金の瞳を真っ直ぐに見上げる。互いに言葉も少ない中、思わずと言ったように口にされた賛辞はこの上ない祝福のように耳へと届き、とくりと脈打った心臓の上に手を添えた。そんな心情をそのまま表わすように口元を緩めて嫋やかな微笑を浮かべてみせれば、それが功を奏した訳でもないだろうが、男らしく無骨な指先がまるでガラス細工でも扱うかのように頬へと触れて「そんなにそうっと触れなくたって、わたし、壊れたりなんてしないわ」だから、もっと望むままに、遠慮などせずに触れていいのだと。ひんやりとした体温を心地よく感じながら、彼の心境を知ってか知らずか煽るような言葉を口にすれば、頬から顎、そして首筋へと触れた指先が不意に動きを止めた。どうしたのだろうかと不思議そうな表情で緩く首を傾げたのは一瞬のこと。彼の口から放たれた言葉に、そのまま凍り付いたようにぴたりと固まって「――――アル、ヴィオン?」込み上げて来る恐怖を必死に押し隠すように、努めて平静に彼の名を呼ばう。しかし返答は無く、手を離した彼はそのまま部屋を出て行ってしまった。離れたいと告げた声はいつになく苦しそうで、何度か目にした金に紅を混ぜ込んだような瞳は、何処か縋るような色を浮かべていた。愛する人の事なのだ。それだけでも本心から述べている事が分かる、分かってしまう。足元が崩れ落ちそうな不安に暫く動けずにいたが、ようやく意を決したように立ち上がり、身に着けていた簡素なワンピースにそっと触れて「――……!」言語ならざる言葉。魔法を行使するための言の葉を紡げば、純白の髪が仄かに光を帯び、ワンピースはその姿を変える。金糸で精緻な刺繍の施された布は、より上質な光沢を放つ漆黒。動くたびにひらめく袖と裾、そして大きく開いた襟には繊細な金のレースがあしらわれており、胸の下で結ばれた真紅のリボンは、線の細さと豊満な胸元をより強調するもので。ヒトの知識を元にしたドレスワンピースを身に着けて姿見の前でくるりと回って見せれば、そこに映る彼の色彩に勇気付けられたように部屋の外へと向かった。やがてバルコニーにその姿を見つければ、そっと扉を押し開いて彼の元へと歩み寄り「――アルヴィオン?」ともすれば夜風に掻き消されてしまいそうな声音で、そっと名前を口にする。吐く息は白く、吹き荒ぶ冷たい風に首を竦めながらも、その歩みは止まる事はなかった。ケープでも合わせるべきであったかと考えはするものの、それではきっと不十分。――否。それとも、こんな姿の方がはしたないと思われてしまうだろうか。最悪の想像ばかりをしてしまって真紅の瞳を僅かに潤ませれば、ようやく辿り着いた彼の片腕を取って、そのまま縋るようにぎゅっと抱きしめ)

(/ご賛同いただけて大変嬉しいです!そして吸血鬼様の懊悩が伝わって来る、繊細かつ動かしやすい交流文をありがとうございます…!お言葉に甘えまして、早速ですが吸血鬼様を煽るべく着替えた、不安定故に甘えたな魔女に後を追わせました。

そのように手を染めてもルシェラを求めてくださるアルヴィオン様と背後様に、こちらこそ頭の下がる思いです。
はい、どうぞ末永くよろしくお願いいたします!こちらもいったん下がらせていただきますが、背後様も何かございましたら遠慮なくお声掛けくださいませ…!)

  • No.16 by アルヴィオン  2019-03-31 00:23:09 



(元より冷え切ったこの身体は、皮膚を切り裂くような冷たい夜風に晒されても寒さを感じることはない――筈なのに、首元を無遠慮に吹き抜けていった寒波に思わず身震いした。こんなに寒いのは、隣に貴女が居ないからだ。離れてみなければそんなことにも気が付けなかった愚かさに自嘲気味の笑みを浮かべた。嫋やかな微笑、煽るような言葉、不安げに自身の名を呼んだ声。その全てが狂おしい程に愛おしい、だからこそ怖い。ひとたびあの美しい首筋に牙を立てれば、その激情の波に我を失い、彼女の血を一滴残さず貪り尽くしてしまうのではないか、と。思わず吐いた溜息はひどく白い。「ルシェラ、…!」いくら夜風が吹き荒ぼうと、自身の姿を求めて呼ぶ可憐な声を聞き逃す筈もなく振り返る。呼び掛けに応えるべくその名を口にしながら貴女の姿を視界に捉えれば、思わず言葉を失い瞠目した。今まで目にしたことの無い召物は、驚く程似合っていて。彼女自身が元々持つ純白と真紅の色彩をより際立たせる黒と、上品さの中に艶やかな色気を歌う金の刺繍。それが自身の瞳の色と同じであるとまでは気付けなかったものの、文字通りドレスアップした姿には暫し呆然と見蕩れて。然し貴女の寒そうな仕草を見ればすぐ我に返り、此方から迎えるべく足早に歩み寄る。腕に伝わる体温が全身を包めば、さらにそれを抱き込むようにふわりとマントコートを広げて貴女をその中へ匿い、ぎゅうと抱き締め「今宵は一段と綺麗だ。よく似合ってる」耳元で唸る夜風は、むしろ此処が2人だけの世界であることを叫んでいるかのようで。貴女にだけ聴かせる甘い声で言葉を紡ぎつつ顔を見つめれば、二つの真紅が潤んで煌めいていることに気付いて「…どうした?寒いか?恐ろしいのか?」凍りついた表情筋も、貴女の前ではいとも簡単に解れ、困り顔で狼狽しながら目許に唇を寄せ、涙が零れ落ちる前に口付けでそれを舐め取る。反射的な行動であったが、貴女の体液を経口摂取するという行為は静まりつつあった吸血衝動を再び呼び覚まし加速させ、金色に戻っていた瞳も片方は完全に真紅に染まり「俺は、恐ろしい。この世で望んだものはお前だけだ、ルシェラ。そのお前を欲するがあまり、一度咬めばそのまま貪り殺してしまうのではないか、…それが何よりも恐ろしい」今この瞬間にも牙は疼き、咬め、貪れと本能が訴える。それを堪えるため息も絶え絶えに、途切れ途切れの本心を伝える。まさか、この美しい衣装が自身の牙を求めるがゆえのものだなんて夢にも思わずに。それでも、貴女の細い腰に回した手には、獲物を逃がすまいと無意識に力がこもっていた)



(/言い忘れていたのですが、PCを修理に出したので今後1週間ほどスマホからの投稿になってしまいます。ゆえに字体が可笑しかったり、通常よりやや短めのお返事になってしまうかもしれませんが、どうか御容赦頂けますと幸いです…!/蹴推奨)


  • No.17 by ルシェラ  2019-04-06 22:49:27 


(夜風に震える身体はあっと言う間に彼の腕の中へと収まり、冷たい風も今は耳元を吹き抜けるばかりとなった。身を包む彼の温度にそこはかとない安心感を覚えつつも、一瞬の悪夢によって涙が滲んだままの瞳で見上げていれば、そっと唇が寄せられたため反射的に目を瞑る。目尻から今にも零れ落ちそうだった雫が舐めとられ、再び目を開けば、瞳に映ったのは左右で色の異なる瞳。きょとんとした表情で数度瞬いては、その色彩の美しさに見惚れるように、暫し時を忘れてただじぃっと視線を向けいた。しかし困り顔から何かを耐えるような表情になった彼の口から紡がれた言葉によって、不意に時間は動き出し「それで、なの…?」この城で生活し始めてからずっと気になっていた事。吸血鬼である彼は生物の血を必要とするはずなのに、その姿を目にしたことは一度も無かった。彼のものとなった自分がその役目を承るのだと信じて疑わなかったものだから、疑問はどんどんと大きくなるばかり。もしかしたら知らないところで、知らない誰かに触れているのではないかと、そんな嫌な想像をしてしまうまでにそう時間はかからなかった。故に服装を一新するという自身にしては思い切った行動に出たのだが、今の彼の言葉はその全てを覆すに余りあって。恐れを告げるのとは裏腹に腰に回された腕の力が強くなるのを感じ、それに背中を押されるように口を開いて「わたしは……あなたが隣に居ないと寒いし、わたしのこと要らなくなったのかなって思って、怖いの…」だから。だからどうか、離れるなんて言わないで欲しい。いつだって傍に居て欲しい。眉を下げて切なげな表情で想いを伝えるようにそう訴えれば、片手をおずおずと彼の頬に伸ばしてそっと指先を触れさせる。それから輪郭を辿るように撫で下ろし、そのまま横へと滑らせて唇へと指を這わせ「あなたはわたしを殺してしまう事が怖いと言うけれど……わたし、そんなに柔じゃないのよ?」寝室で告げたのと同じような言葉をもう一度、今度は彼の恐怖を拭うために、煽るよりも諭すように。これでも悠久の時を生き、様々な魔法を知る魔女なのだから。例え彼が正体を失ってしまったとしても、彼の望まない結末を迎えないようにすることはできる。だから我慢なんてしなくていいのだと、して欲しくないのだと伝わるようにと願って「だからね、大丈夫よ。――それとも、やっぱりわたしに触れるのは…いや?怖い?」安心させるように微笑んだ表情は穏やかではあるが、隠し切れない不安を滲ませている。縋るような色を浮かべた揺れる瞳で見上げれば、じっと彼の返事を待ち)


(/お返事が遅くなってしまったので修理が完了している頃合いかとは思いますが、承知いたしました。スマホからとは思えない文章に驚愕しております…!
また、当方のレス頻度についてなのですが、4月は平日のお返事が難しい状況となってしまいます。開始早々で大変申し訳ないのですが…募集要項の最低限ペースとなってしまうこと、お含みおきくださいますと幸いです。)

  • No.18 by アルヴィオン  2019-04-07 00:27:56 



(腕の中で静かに呼吸する貴女の身体は、あまりに暖かで柔らかで。抱き締める力の匙加減を少しでも間違えてしまえば、守る筈の貴女を傷つけてしまうかもしれない。傷つける事なんて望むわけもなく、だからこそ自身の牙を向けることも必死に我慢し続けていた。本能を抑えつける反動は日に日に大きくなり、守りたいという自分勝手な欲望は、いつしか貴女を滅茶苦茶に壊してしまいたいという渇望に姿を変えつつある。嗚呼、貴女が己の毒牙に溺れてくれたらどんなに幸せだろう――貴女の周りを着け回し始めた当初から抱いていた願望が、貴女の体温に誘引され胸の奥でどくりと音を立てて「……要らないわけがないだろう。俺はお前さえ居ればそれで――、」いい、と本当に言い切れるだろうか。隣に貴女が居てくれることはこの世の何にも勝る僥倖だが、自身の貪欲さを満たすには赤い蜜が必要なわけで。口籠った理由はとても血生臭いが、それを伝えなければ貴女をさらに不安にさせてしまうことに気が付けないほど鈍感ではなくて。頬から唇へ滑る指先の感触を堪能するように深く吐息し、諭すように紡がれる言の葉を心に刻み付ける。そうだ、永い年月己は貴女の強さをずっと見守ってきたではないか。たかが吸血行為で貴女を命の危機に晒せると、そう考えていた事すら傲慢だったことに漸く気がつけば自嘲気味に口元に歪んだ弧を描いて。唇に添えられた指へ控えめなリップ音と共に口付ければ、大きく開いた首元へ冷たい指先を這わせて「もう、我慢しなくていいんだな?」不安げな視線とかち合った双眸は、いつの間にか貴女と同じ紅い光を湛えていて。もうこれまでの恐れを含んだ色ではなく、迷いのない真っ直ぐなそれで射貫くように貴女の紅を見つめる。この牙が、貴女の不安を取り除くなら――貴女の生きる理由になるのなら。静かに貴女の顎へ手を添え、唇に触れるだけのキスを一つ。それで箍が外れたのか、既に密着していた貴女の腰を荒々しく此方へ押し付ける様に抱き寄せては、美しい首筋へ容赦なく咬みついて。皮膚と肉に穴を空ける行為は通常ならば激痛が伴うが、特殊な毒牙はその強烈な痛みを快楽へと変換させる。口腔内へ流れ込んでくる甘美な味に、無意識の内に恍惚と目を閉じ、いつの間にか穏やかだった呼吸も荒いテンポに変化していて。それはまるで、飢えた獣が久方振りの生餌を貪るかの如く、じゅるじゅると音を立てて貴女の血液を啜り始めて)


(/丁度修理が完了しましたので、今回からまたPCからの投稿となることをご報告いたします。お褒めの言葉、恐縮です…!
レス頻度につきまして承知いたしました!当方も平日は何かと忙しい時期ですので、是非お気になさらず週末メインでお相手を続けて頂ければと思っております…!)

  • No.19 by ルシェラ  2019-04-26 03:17:10 


(自嘲するように彼の口元が歪むのをどこかスローモーションのように感じながら見つめていれば、伸ばされた指先が首筋を這い、それがくすぐったくて思わず肩を揺らす。いつもならば服で隠れている場所だから落ち着かないのかもしれない。そんな事を思っていると、どういった原理なのかは分からないながらも、すっかり金から紅へと色を変えた瞳は、先ほどまでとは打って変わってひたすらに真っ直ぐ此方を向いていた。見つめ合う事暫し。そこには先ほどまでの、離れてもいいかと問い、衝動を抑えるように、あるいは恐れるように険しい表情をしていた彼の姿は無い。そのことに安心したように息を吐けば、不安げだった表情から目尻を下げて淡く微笑み、確かめるかのような言葉に一つ頷いてみせて「――どうか、あなたが望むままに」まるで全てを赦すかのような言葉。しかしそれもそのはず。紡がれたのは彼の全てに対する赦しに相違なく、またそれが魔女の全てでもあった。我慢なんてしなくてもいい、欲しいのなら求めて欲しい。だってそうでないと、わたしがここにに居る意味が無くなってしまう。あの日芽生えた恋心をきっかけに、その恋の、そして愛のため。彼のためだけに生きると、そう決めたのだから。顎へと添えられた手に導かれるように瞼を下ろし、そっと唇を触れ合わせる。感じるのはこの上ない安心感と、それを失うかもしれなかった恐怖。もう悪い事なんてなんにも無いはずなのに、何故だか泣きたいような気持ちになった。しかしそんな感傷も、ぐいと強く腰を引かれた事で全て霧散する。既に身を寄せ合っていたものだから、彼の肩と胸元に左右の手を添えるような形で顔を上へと向けると、自然とのけ反って首筋を晒す体勢となる。何かを口にするよりも早く、首筋へと吐息が触れ、牙が触れ、当然のように襲い来るはずの痛みに耐えるようにぎゅっと目を閉じる――が、しかし「――っ、あ……なんで、これ…っ」予想に反して痛みはいつまでもやってこず、代わりに感じるのは脳髄まで突き抜けるような強烈な快楽。真紅の瞳を零れ落ちんばかりに見開いて口を開くも、意味のある言葉を紡げていたのも最初だけ。大きく身体を震わせ、未だかつて感じた事の無いような快楽に堪えるように表情を歪めれば、声が零れてしまわないようにと強く唇を引き結んで。鋭い牙がつぷりと皮膚を突き破るのも、開いた傷口から血を啜られるのも堪らなく気持ちがいい。それこそ本来存在するはずの痛みが全て快楽へと置き換わってしまっているかのようで、慣れない感覚にすっかり脚は震えて身体には力が入らず、かくんと膝から崩れ落ちそうになり)


(/まずはご連絡もできずに返信が遅くなってしまったこと、大変申し訳ありませんでした。言い訳にしかなりませんが、背後が想像以上に立て込んでしまい、長らくお返事ができない状態となってしまいました。
レスペースを守れなかった身で差し出がましく、また身勝手にも程があると思うのですが、お相手様の世界観や息子様、そして綴られる台詞や文章が大好きであるため、可能であれば今後もお相手を続けさせていただきたいと考えております。ご不快にさせてしまっていたら申し訳ないのですが、どうかご一考いただけないでしょうか。)

  • No.20 by アルヴィオン  2019-04-28 20:59:11 



(口の中一杯に広がる風味、それが血であることを忘れてしまいそうなほど甘く喉に馴染む液体を夢中になって啜り続ける。一口嚥下するごとに脳髄がくらくらと痺れ、背筋が震えるほどの酩酊感を覚えるほど。それでも貴女の言葉はちゃんと耳に届いていて、その戸惑う様子があまりにも愛おしくて思わず口角が上がる。何もかもを自分のものにしてしまいたい衝動を抑えきれず、腰に回していた手の片方で貴方の両手首をまとめて握り締めれば、もう逃がさないと言わんばかりにがふがふと首筋を何度も咬もう。穿たれた穴を抉る様なその行為は通常であれば絶叫を禁じ得ない痛みを与えるが、己の毒牙にかかればその分強烈な快楽を与えるだろう。やがて貴女の身体の筋肉が弛緩するのを感じれば、素早く脚の間に自身の膝を割り入れ、その上に貴女が座れる形にすれば漸く牙を抜いて。「…少しやりすぎたか?」心配と昂揚、それらが五分五分に混ざった囁き声はやけに熱を帯び色っぽい。傷口からたらりと顔を覗かせる紅い蜜を目敏く見つければ、勿体無いとばかりにべろりと首筋に舌を這わせて。「悪いが、まだ足りない」夜闇の中でも煌々と紅く煌めく双眸はまさに貴女とお揃いで。額と額をこつんとくっつけながら、少し荒くなった吐息混じりにもっとと強請ろう。本能に任せて吸血を再開しないのは、貴女の身を本気で案じているから。それでも貴女をこの腕の中から逃がす気は無く、腰と両手首に回した手の力は緩めないままに貴女の返答を待って)


(/おかえりなさませ!またこうしてお話が出来て心から嬉しく思います。予想以上に日常が忙しく、疲れて家に帰ればセイチャットを開くまでもなく眠ってしまう…という気持ちは痛いほど解りますので、どうかお互い様ということでお気に病まないでください。今後とも、無理のないペースでお相手を続けて頂ければ当方はそれで幸せですので、どうぞ宜しくお願いいたします…!)

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