匿名くん 2019-03-25 19:35:18 |
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(落ち着いた声だった。張り詰められた空気がその場を仕切る中静まり返った空間に彼の声だけが響く、ダイヤがない時点で取り乱す様を予想していたのだが相手は相当な場数を踏んでいるのか顔色ひとつ変えず気配を殺しているにも関わらず声をかける様子は、潜んでいる事がバレている。厄介な奴に会っちゃったな、と心の中で舌打ちを漏らすも探され見つかるのも時間の問題なら尚更大人しく姿を見せてその後に脱出経路を確保した方が良さそうだと思案して扉の後ろから静かに相手の目の前へと歩み出した。拳銃を構えている手に警戒をしつつもひらりと手を挙げて軽く口笛を交えながらこちらの敵対心は無いと見せつけて、へらりと笑みを表情に浮かべながら慎重に口を開いた。)
「今晩は、警察官さん。こんな月が綺麗な夜に地下なんかで見回りなんて楽しくないでしょ?警察も大変だね…こんな夜中まで仕事なんてさ。」
(ごく普通の日常会話、泥棒と警察の身分を全て無視したその内容は相手の隙を作るためのカモフラージュ。お疲れ様です!と敬礼のポーズをとってみせるも彼の次の行動に目を離さないよう神経を尖らせて、目の前の彼綺麗なブルーの瞳は置かれていたダイヤと反した色合いだがその静かな美しさに目線を注いでいた。)
(/文字数はお気になさらず!初回とあり物語を掴みやすくするため少々眺めの前書きを加えたものですから長めのものになっておりました。次からはこれぐらいの文字数で落ち着いてお話出来ればと思っております!それでは、一旦背後は失礼致します。ご質問がある際は駆けつけますのでその時はお呼び下さいませ!こちらは蹴り可です。)
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