刀剣乱舞でなりきりチャット(オリキャラ、恋愛OK)

麗奈：zzz

無銘)……(持ってきた本を見ながら)

美月）ふぅ、今日は本当にいろんなことがあったな。
美月は、頭を洗いながら思った。そして、ふと三日月に撫でられたのを思い出した。どの刀も美月を子ども扱いしていないのに、美月はそう感じてしまう。
美月）私の思い込みなんだよね。
美月は、そうつぶやいた。そして
美月）(これからは、撫でられても、笑って受け答えできるようにしよう。そうすれば誰も傷つかなくて済むもの。がんばってみよう)
美月は、そう思い湯浴みをすました。寝間着に着替え、部屋に戻ると、無銘が本を読んでいた。
美月）戻ったよ。無銘。ありがとう。

麗奈：はっ（怖い夢を見て目を覚ます）

無銘)いえ、大丈夫です。麗奈さんもよく眠っていますし、特に問題はありませんでした(パタリ、と本を閉じて)

無銘)…あっあの…どうかしました…か?(目を丸めて)

美月）大丈夫か、麗奈！具合が悪いのか？

麗奈：大丈夫……（山の中ではなく本丸だと確認し、安心する）

無銘)えっと、お水とか飲みますか?(やや焦りながら)

麗奈：いや、大丈夫……（今頃、みんなどうしているかな）

美月）本当か？何かあったら、言ってくれよ。できる限りのことはするからな。
美月は優しく、麗奈を抱きしめた。

麗奈：うん。けど、今頃私の時代でみんな何してるのかなって気になっちゃったり……

無銘)美月さんは…現代に帰りたい…と思いますか?

美月）現代って私がまだ刀だった時にか？

無銘)そうですね、ぼくには麗奈さんみたいに人間ではない。そして美月さんのような過去があるわけでもない。だから、まずは刀としての意見を聞きたいなって…こんな時にわがままを言って本当にごめんなさい…。嫌なことだったら…答えなくていいです…

麗奈：帰りたくない

無銘)そう…ですか。けど麗奈さんには大切な人とかいないんですか?(人間は大切な人がいると思うんだけど…どうしてだろう?)

麗奈：私は自分の時代に帰りたくない……（自分は本丸にいるのに、心は未だに山の中にあるみたいだった）

麗奈：確かに私にも友達がいたけど、その子は転校しちゃって、学校ではその子以外友達と呼べる人はいない。お母さんから圧力をかけられても、妹だけは私の味方で嬉しい。けど、お姉ちゃんの私がいつもお母さんに怒られてばかりで、なんだか恥ずかしくて……。

美月は少し考えて
美月）帰れても、同じ歴史を繰り返すだけだろう。何度か、私がいた時代に出陣したが、みな等しく死んでいった。私の前の主、時宮輝(ときのみやひかり)様は、歴史に名を残すようなことはしていないし、屋敷は立派だが周りの城と比べれば、足下に及ばないほどだったが、私のとってはたった一人の主だった。たとえ、もう一度共に暮らしても我々に天国はない。あるのは戦いで破壊されるか政府に処分されるかの二つだ。どんなに願っても一緒にいることが出来ない。なら、戻るより、今の主に仕え、悔いの無い刃生を過ごすのが最善かと思うがな。
美月はそう言ったが、目には寂しさの色が映っていた。