24796 2019-03-14 20:04:54 |
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(なんて心地いい毒なのだろう。唇が肌に触れる度に甘い痺れが身体を張って、観客の熱が焼けるように刺してくる。嫉妬と独占欲を一身に受けて、可愛い人形のように掌に操られて、共に堕ちることを拒んでもきっと足枷が邪魔をするのだから…と。目の前に晒された白い首筋は、先に噛んだ痕がまだ痛々しく残っている。まるで嫌がらせをするように、その傷に唇を寄せれば、傷の上から赤い花を散らして喉の奥で笑い。戯れに、あなたの唇の端に口付けを落としたりもして。「どこだって噛んであげる、痕だってあげる。だから、欲しいところはどこか、言って」と戻った声で告げたのは、たまにはこちらから仕掛けるのも面白いと思ったから)
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