24796 2019-03-14 20:04:54 |
通報 |
(自分の質問に返答はなく無く、只振り返るだけの彼女。そして何を思ったのか、観客に背を向けては此方に歩み寄り、首に指を指し傾けて。此方を見つめる瞳はどこか熱を帯びていて、それでいて舐めて、癒してと言う目線を向けられれば反射的に手を相手へと伸ばしかけて。離れて行ったのは自分なのに、彼女を求めているのも事実で。酷い矛盾に頭を抱えるものの、甘い微笑みに理性はやはり正直で、膝を折りその場に座り込む彼女を両手で包み込む様に抱き込めば、軽く肩に頭埋める。「本当、狡い。自分だけが求めて、溺れてるみたい」埋めていた顔を上げそう呟いた後、先程噛んで所に顔を近づければ、ちゅっと吸い付いて。吸い付いた場所には赤い花が咲き、彼女を求める様に甘える様に、色んな所に痕を付けていって。)
トピック検索 |