24796 2019-03-14 20:04:54 |
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(耳元で吐き出される吐息が熱い。檻の外からの身体を舐めるような視線が身体中に巻きついて、徐々に意識が浮上する感覚。背中に立った爪、それでも、微かに戻った理性で感じたことなど、さっきまで強請れと言っていたあなたが強請るなんて面白いと歪んだこと。ふいに聞こえた言葉はまるで骨の髄まで甘く溶かすように恐ろしかった。熱い身体に深深と刺さった鋭利な牙は毒だ。頭いっぱいに描かれる、痛みと拒絶の二つは、快楽と依存の二つの中へと落ちていく。口から溢れた声は「痛い、っ、嫌だ」とあなたを拒絶するのに、身体は強請るように顎を上げて噛みやすいようにと動く。周りの熱が怖い、痛みも怖い、気持ちがいい、もっと欲しい、「怖い、見ないで」なんて堕ちることに抗う様は酷く滑稽で、ただ繋ぎ止めて欲しいとあなたと絡ませた指に力を込め。)
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