〆 盲目的な愛と劣情

再掲になります、募集板から見つけて下さったことに心からの感謝を

｢君に溺れてあげるから、君は私に溺れればいい｣

人間がただの娯楽、見世物の為に作ったその檻はこじんまりとしたステージの上にありました。
その檻の中には吸血鬼が二匹

食料は相手の血液のみ、けれど一度口にすれば最後相手無しでは生きられぬほどに依存をする。分かっているのにやめられない、そうして今日も人間が喜ぶだけだと知りながら、その視線の中相手を貪るように噛み付いた。

御相手様
→吸血鬼（雄）

当方提供
→吸血鬼（雌）

注意
→共依存、狂っているお話ですご注意ください
→噛み合い大好きな吸血鬼がいます
→セイチャマナー厳守、裏無し
→ロルは60～（中～推奨）
→ある程度お互い残酷な一面を持ち合わせていたいです

(/掲示板にて、声を掛けさせて頂いたものです。お部屋の作成有難う御座います！)

（/お越しいただきありがとうございます！とりあえずは娘のPFを提出させていただければと思うのですが…萌萎などがあればお教えいただければと思います。
当方の萌は上記の通りに食い合いに積極であったり、残虐であったりと非人間らしい部分になります。萎は強いて言えば女々しい程度で、特にこれといって…思いつきません…本当に思いつきません。
PFの作成時に参考にさせていただければと思いますので、是非お教え下さいませ）

(/いえいえ、此方こそ参加許可有難う御座います！スレ主様の萌え萎えについては了解致しました。PFを作る上で参考にさせていただきます。PFは後に投下したいと思いますので、少し待ってくださると嬉しいです。
そうですね、此方の萌えは残酷な一面を持っていて強気な子だったら嬉しいです。萎えは、無言(適度な無言なら大丈夫です)キャラでなければ後は大丈夫です。萌え萎えに付きましてはこんな感じになるのですが、大丈夫でしょうか？)

（/ありがとうございます、把握致しました！お先に失礼させていただきまして、娘のPFの方を作成させていただきましたのでご確認の方をお願い致します。気になる点がございましたらお申し付け下さい！

ジル/吸血鬼の雌
灰色の緩くウェーブのかかった髪は肩甲骨の辺りまで、瞳は夜の森のようなダークグリーン。色の白い肌に真っ赤な唇。
華奢な身体に合わせた細いストラップの黒いキャミソールワンピースに裸足。身長は高くもなく低くもないがやや痩せ型の部類。
気が強く、悪く言えば生意気な方。相手に噛み付く上に嫌味も言うことがあるが、全ては愛に裏付けされた行為。甘い痛みにも辛い痛みにも弱い。

拘束具など、何かお好みがありましたら是非！）

（/PF確認させて頂きましたが、気になる点は無いです。寧ろ好みのキャラで申し分ないくらいです！こちらも遅くにPF投下失礼します。変えてほしいところがありましたら仰って下さい

名前：アネル/吸血鬼の雄
性格：一言で言えば冷たい。相手に共感するという事があまりない為、相手が困っていようが此方から手を差し伸べる事はほぼなく、寧ろ追い打ちをかけていく。噛みつく事も躊躇がない為相手が痛がろうがお構いなしで相手の気持ちを考えない節がある。
容姿：乱雑に伸ばされた黒い髪に、切れ長の瞳。瞳の色はダークブラウン。白のブラウスに黒のズボン。首元には赤いリボンが結ばれている。身長は平均よりやや高め。

拘束具と言えば、思いつくのは鎖ぐらいですかね。使ってみたい気もします）

（/ありがとうございます！とても素敵な息子様で、ええもう、背後の好みでございます。ありがとうございます。娘も気に入って頂けたようで嬉しいです。
鎖！いいですね…どう使いましょう。1つ、互いの片足同士を結ぶ足枷として着けて、あまり距離が離れられない（逃げられない）ようにする…なんてことを思ったりもしたのですがいかがでしょうか？）

(/それは、良かったです！性格に難有りな気がしますが、気に入って頂けて何よりです。今から絡むのが凄く楽しみで、ワクワクしながら待たせて頂いてます。
んん、その案凄く言いと思います！鎖でお互いの片足同士を結ぶ足枷として着けている事にしましょう。なんだか、その鎖が離れたくても離れなれない暗示みたいで素敵です！
話は変わるのですが、始める時の出だし文、スレ主様に御願いしても宜しいでしょうか？)

（/拙い説明ながら理解していただけて嬉しいです！では、娘には左足首に鎖をつけさせます…長さはまあ、互いのあいだを結ぶ程度を考えて1mと少し程度でしょうか…
はい、お任せ下さい！稚拙な文章で恐縮ではありますがこちらから絡み文を投げさせていただきます。次のレスで娘からの文を落としますので、絡んでいただければと思います）

（/説明も含め少々長くなってしまいました…ご了承ください。
人間に捕まって暫く経ち、何度も食事を交わし徐々に依存し始めている状態から始めさせていただきましたが…他にご希望のシーンがありましたら再度落とします。また、ロルで不明な点、改善点がありましたらお教え下さい！）



（長い夢のような暗闇の中から浮上する意識。目を開けた時に網膜を焼くように飛び込んできたのはスポットライトの光。相変わらず、身体ごと広く覆い閉じ込めるように設置された檻は鳥籠のようで、哀れな鳥は二匹。ライトの肌を焼くような熱が嫌で逃れようと、倒れていた板から身を起こし…明るい視界の中、見慣れ始めた檻の向こうから好奇と興奮の眼差しでこちらを見る人間の姿が眩しい中にも霞んで見えるのは何度目か。慣れないそれは恐ろしく、向けられるあらゆる熱から逃げるように後ろへ身を引けば、足の鎖がじゃらりと音を立て意味もなく焦る。まだはっきりしない視界の中で、どこか偶像崇拝にも近い縋り方で手を前へ伸ばし）
アネル…寝坊助はまだ寝ているの？ねえ、

(/では、此方は右足につけさせて頂きますね。鎖の長さについて、了解しました。
絡み文有難う御座います！いえいえ、全然そんな事ないですよ。寧ろ此方がスレ主様の足を引っ張らないか心配です。スレ主様が書いてくださったシーンからで大丈夫ですので拙いながら、続けさせてもらいますね。絡んでいくうちに、違うなと思われましたら言ってくださればと思います。)

(触られた感触に先程まで微睡んでいた意識が浮上しては、うっすらと目を開けて。開けた目の先に映るのは自分と同じく人間によって捕まったもう一人の吸血鬼で、触られた感触の正体が彼女であると理解してはパシッと手で払い退ける。今度こそ意識が覚醒すれば先程まで気にならなかった、檻の向こうからの好奇と興奮が入り交じった眼差しで此方をまじまじと見ている人間が視界に入れば一つ舌打ちをして。一向に慣れる事がないこの光景に溜め息をついては、再び彼女に視線を合わせ、ぶっきらぼうにいい放ち)
せっかく微睡んでたのに、ジルのせいで起きる事になったじゃん。てか、寝坊助とか言うな

（/お心遣いありがとうございます！とても素敵な文章で絡んで頂いて…娘を含め失礼がないかと思いつつ、とても嬉しいです。こちらこそ、何かありましたら仰ってくださいね。シチュエーションの提案もぜひしていただければと思いますので…それでは一旦こちらは失礼致します。これからの物語が楽しみです/蹴推奨）


…寝太郎め、起こさずに干からびるまで食べてしまえばよかった
（その身体に手が触れたのは本当に偶然、薄くゆるゆると開いた目、覗くまだ覚醒しきっていないダークブラウンはこちらを認識すると同時に懇願も叩き落とす。ひりひりと痛む手と徐々に色彩を取り戻していく視界の中、目の前のもう一匹が舌打ちをしたのが分かって眉をわかりやすく寄せ。私のせいだなんてよく言う、どうせ放っておいても起きたでしょう？人間に向けていた恐怖はそのままあなたへの苛立ちを絡ませて身体を蝕んでいく。強ばった身体から発した言葉は微妙に震えている、それがまた悔しさと苛立ちを孕んで…人間に背を向けるように身体を捻っては鎖の限界まであなたから離れる為にゆっくりと立ち上がり）

(/それなら良かったです！いえいえ、此方こそ愛想ない奴で大丈夫かなと思っておりました。分かりました、何か有れば言わせてもらいますね。其処で一つ提案なのですが、この後離れていこうとするジルの鎖を引っ張って噛みついても宜しいでしょうか？聞かずにやるのはどうかと思いましたので質問させて頂きました。此方も今後どうなっていくのか、楽しみにしております)

は、何それ。そう言うならやれば良かったんじゃない？まあ、出来ないだろうけど

(分かりやすく眉を寄せる彼女は、何に眉を寄せたのか。考えれば直ぐに出てきそうなものの、考えるのが面倒になったのかその話題にには触れる事なく。本当余計な事をって思う。そんな事を言われたところで、流すなんて寛容な事出来るはずない。寧ろ苛立ちが込み上げるだけである。先程よりもその発した言葉には不機嫌さが増していって。此方に向かって発された言葉は震えを含んでおり、それに気づいていないわけでは無かった。そんな時普通なら慰めの言葉１つでも掛けてやるのだろうが、イライラが勝っていたこともあり、そんな余裕なんて持ち合わせておらず、まさに売り言葉に買い言葉状態で。突如として立ち上がる彼女に「もしかして俺から離れようとしてんの」と怒りを露にして)

（/お聞きいただきありがとうございます！どうぞ、娘の方は好きに扱っていただいて構いませんし、こちらも時折強引な手段に出るやもしれません。息子様を酷く傷付けることはありませんが、好みの分かれそうな際はお尋ねさせていただきますね！背後は強引な展開大好物ですので特にお気になさらずに…）

何、別に近くにいる必要なんて無いでしょう？それとも独りじゃ寂しいわけ？
（出来ないだろうという言葉は半分くらい正解だった。喉が渇いて、お腹が減ったならやりかねない、けれど人間の熱い視線の中食事を正々堂々我を忘れてするにはまだ恐怖がある。苛立ちを含んだ言葉は確実にこちらの神経を撫でるが、立ち上がり離れようとすることを咎める言葉には歪んだ笑みを浮かべて挑発をして。離れようとすれば落胆の声が人間の方からちらほら聞こえ、背を向ければそれは強くなる…知っていたこと。｢私は離れても寂しくなんてないけどね｣と一歩踏み出して…その言葉は嘘だ。あなたがいなくなったら、その血で満たされたこの身体はきっと朽ちてしまうから）

(/了解致しました！スレ主様の許可も頂いたので、提案した通りの展開にさせて頂きますね。此方も強引な手段は大丈夫ですので気にしないでください。はい、また何かありましたら質問させて頂きますね！これにて、背後は失礼します)


んなわけ有るかよ。でもそれはジルが決める事じゃない。俺が決めることだ。

(相手の言う寂しいと言う感情はどんなものかはよく分からない。けど、離れて行こうとするジルを見てると引き止めたくなってしまったのも事実。これが、相手の言う寂しいと言うことならばそうなのだろう。けれど、そんな気持ちを出せるほど素直じゃない自分はいつも通りの対応を取って。ジルが此方から離れようとすれば、檻の外からは落胆の声がちらちらと聞こえ始める。「どうしてそう聞き分けが無いんだろうね。俺の言うとおりにしてれば良いものを。全く困った子だ」と此方に向かって挑発とも取れる笑みを浮かべ背を向けてしまう彼女に問いかけて。先程から止むことのない声に同情したわけではないが、繋がれている鎖に手を掛ければ勢いよく引っ張って。)

誰がアネルの＿っ、わ
（誰が言う通りになんて。不満の声の中でもしっかりと届くあなたの声、じゃりと響いた金属の擦れる音と足が引かれる感覚にバランスは簡単に崩れ。咄嗟に手を伸ばして檻に縋るも甲高い金属音と共に手は滑り、身体が板にぶつかる。驚きと小馬鹿にしたような笑い声が檻の外から聞こえ、かっと顔が熱くなる。腕を支えにして上体を起こし、苛立ちを含んだ目をあなたに向け。その手に握られていた鎖…わかりきっていたけれど犯人はあなた。｢…何、喧嘩なら買ってあげる。ああ、それとも私の牙が欲しいの？激しく吸って欲しいなら、そう言いなよ。痛くしてあげるのに｣、牙を向いて威嚇をする猫のように低い声で続けては馬鹿にしたように笑って。）

ふ、凄い音がしたな。痛かった？でも、それはジルが離れるから、悪いんだからな

(凄い音がした。甲高い金属音と共に板にぶつかる音。見なくても何が起こったのかは容易く想像できる、例え目を瞑っていたとしても。彼女がそうなる様に仕向けたのは他でもない自分自身で、思い切り鎖を引けばこの様な状況になるのも分かってやってるのだからずいぶんと性格が悪いと思う。彼女が転けた事により、どどっとわく小馬鹿にしたような笑い声。その声はとても耳障りに聞こえ、檻の外で笑っている奴を睨み付ければ苛立ちを含んで此方を睨み付けている彼女の元まで行って。「喧嘩なんて売ってない。唯、ジルが聞き分けない子だったから引っ張っただけ。そんな事言っていいの？檻の外にいる人間を気にせず出来るわけ？勿論俺は出来るけどね」睨んでいることをお構い無しに、そっと彼女の方に手を伸ばせば頬を包むように両手を当てて)

さっきは手を叩いたのに…離れようとしたら引き止めるなんて生意気。
（痛いに決まっている、という棘を声に込める。まるで飼い猫を窘めるように発せられた言葉と、頬に這う熱。鼻腔を擽るのは手首の薄い皮膚の下を通る、同族を狂わせる熱い血。威嚇なんて何処吹く風、パーソナルスペースなんて無視をして伸ばされたこの手を同じように叩いてやろうかと思ったけれど…それはしない、これ以上機嫌を損ねて痛い思いをするのは嫌だ。逃げはしない代わりに、せめてもの反抗とあなたから目を逸らせば…ああ、視界に入るのはこちらを楽しそうに見る悪趣味な人間たち。あなたに依存していく様を見られることが恐ろしく、あなたを欲してしまう様を見られることも嫌だ。思考を歪める甘い血の匂いは、いつのまにか大好きになってしまったあなたのもの…駄目だ、おかしくなりそう。縋るようにあなたの手首を掴み、強く目を閉じて視界から人間を消す。｢出来る、私にだって出来る。馬鹿にしないで、｣と吐き捨てて、これが精一杯だ）

あれは、眠かったからね。突然起こされたら誰だって機嫌悪いでしょ

(痛いに決まっている、と呟く彼女の言葉には少なからず棘も混じっていて。その回答を聞いては満足したような表情を浮かべた。頬に当てた手は直ぐに振り払われると思っていたものの結局は其のままで。嫌な素振りを見せない彼女に気を良くしていたのも束の間、視線を此方から外してしまう。その行動に当てていた手は離れ、一向に此方を向こうとしない彼女の頬に再び手を当てて強引に此方を向かせれば、人が話してるときはちゃんと目をみようね、と言う意味を込めた視線を向けて。「なら、其処まで言うならやって貰おうかな。…でも、その前に聞き分けの無い子には仕置きが必要だよね。」と先程まで笑顔を振り撒いていたと思えば、急に相手に冷たい視線を向けては相手の肩に顔を埋めて。「痛いかも知れないけど、我慢くらい出来るよね」と言えば容赦なく噛みついた)

起こす気は無くて＿っ、
（真っ暗な視界の向こうが容易に想像出来るというのは少々悔しいが、きっと痛みを認める回答はお気に召したはず。そんな思考に終止符を打ったのは再度力を込められた頬と、咄嗟に開いた瞼の向こうで網膜を焦がす、あなたの躾をしているかのような視線。笑顔の奥にチラつく欲は、従属させる為というよりも玩具を手にした子供に近しいものを感じる。整った唇から告げられたワードに肩が揺れ、残酷で冷ややかな視線に瞳が泳ぎ、耳元と近い距離で聞こえた脅し文句は脳が処理を拒むほど…ワンテンポ遅れた反応は痛みと熱を同時に孕んで脳髄を焦がしていく。｢あ、ぐ…っ、｣と声にならない悲鳴を上げ、背を仰け反らせ足が板を擦り。心臓が嫌な音を立てるし、視界は熱で霞む。痛みは思考を麻痺させて痺れは確実に…依存性のある何かへと変換されていく。あなたの髪の毛に指を絡ませて離れろと力を込めようとするのは何度も繰り返した癖に近い＿痛みと恐怖が快楽と依存に塗り替えられる前の悪足掻き。）