◎ 2019-02-17 20:30:14 ID:4556a69d2 |
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(案の定二人への問い掛けは制止される事も無く、良き兄としての姿が垣間見える返事を耳に入れて。学校では優しさとは程遠いような態度だが、いったい家ではどのように過ごしているのだろうか。妹と弟を見守る態度の端々から多少なりとも読み取れるがまだまだ疑問は多い。だがとりあえず今晩は、知らなかった相手の一面を知った満足で気分も良く。家庭の温かみに包まれつつ夕飯を口に運び、まだ幼い二人が作ったとは思えないその味に驚き「美味しいです」と目を丸め感想を述べてみて。そうしていると耳元を擽るように玲の密告が飛び込んで来た。幼い純真は時に恐ろしいものだ、平然と放たれた相手の普段のイメージを変える一言に思わず吹き出してしまい)
「...ふっ.....っと失礼しました。しかし凛くんにそんな一面がね...へぇ...」
(わざと含みのある言い方をし、口の端を歪めるように笑うと相手に向かってにやついた視線を送り。相手はもうすでに普段の仏頂面に戻っているが、それも素直になれない彼の性格に過ぎないのかと思うと急に可愛らしいものに思われ。碧川家にお邪魔している今、苗字で呼ぶのも変な話だと思いとりあえず下の名前で呼んで。初めて呼ぶ響きは妙な気分でぎこちなく放たれると、ゆっくりと溶け込んで消え。軽く結露したコップに手を掛け冷たい水を喉に流し心の揺らめきを押さえ付けた。やはり子供、というかこの温かさは苦手だ。どうにも調子が狂う。水を飲み干しコップを机に置くと浅く息を吐いて)
「さて____そろそろ失礼しましょうかね.....。あまり遅くなってはご迷惑ですし」
(しばらくして夕食を終えると立ち上がり食器を片付けようとして。三人の温かい家庭がどうしてもくすぐったく落ち着かず、時計を一瞥しつつ言って)
(/いえいえ、迷惑だなんてそんなことありません。返信速度は気楽に行きましょう。自分も遅くなることもありますので。忙しい時はお互い様です...!それでは改めてよろしくお願いします)
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