◎ 2019-02-17 20:30:14 ID:4556a69d2 |
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(相手に促され家に足を踏み入れると、外の冷気から一転しほっとするような空気が取り巻く。他人の家というのはどうにも落ち着かない。自宅の殺風景で静まった空間とは違い、温かく包み込むその空気が面映ゆく逃げ出そうとしてしまうのだ。だが相手の厚意は嬉しく、靴を揃えて脱ぐと、二人の小さな背中と兄としての相手の背中を微笑ましく思いつつ後ろに付いてリビングへ。自分に向けられるぶっきらぼうな態度も、いずれ二人に向けるような笑顔に変わる事もあるのだろうか。なんて、考えるだけ妙な事だ。自分と相手はあくまで暇潰しの割り切った関係。友達でも何でもないのだと思うもにこやかな相手を想像してしまい一人可笑しさを堪え)
「おや...ありがとうございます。」
(変な想像をしていると小さな玲の手が自分に椅子を引き勧めている事に気付き、穏やかな笑みを作り頭を下げ席に付いて。四人揃って机を囲むと自分まで家族の輪の中に包み込まれたような気持ちになる。家族揃って食卓を囲むなんて滅多に無い事で、どうしてもくすぐったく背を向けてしまいたくなる。温かすぎるこの状況に困惑し何気なく隣の相手に目を向けると、また二人に向ける優しい兄の表情で。先程の妙な想像もありつい口端が上がりそうになるのを片手で押さえ、下唇を軽く噛み堪え。いつも貼り付けたように冷静を保つ自分の表情が崩されたことへの、半ば八つ当たりではあるが、相手をからかいたい気持ちが沸き起こり妹と弟に声を掛け)
「普段はお兄さんはどんな感じですか?きっと優しくて素敵なお兄様なんでしょうね.....」
(学校とは違う相手の素性を二人の口から聞き出してしまおうと内心ほくそ笑み、表では共感を示す温和な表情で目を細め。相手に抗議されないよう目線は向かいに座る二人にだけ送っては、湯気をたて鼻腔を擽る夕飯の香りに何食わぬ顔で両手を合わせて“いただきます”などと言い)
(/いつもお相手ありがとうございます。背後から連絡失礼致します。最初の募集では2、3日に一度以上のやりとり...とお伝えしていたのですが、こんなに素敵な描写をしかも長く書いて頂けるとは想定せずの日数設定でした。現在結構長めのロルを回して頂いておりますので、負担にならないよう週に一度以上のやりとりに変更しようかと思っております。勿論早いお返事は嬉しいのですが、そちら様の負担になってはいけませんので、焦らずゆっくりで構いません。これからもよろしくお願い致します。)
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