二人だけの秘密に... (〆)

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◎  2019-02-17 20:30:14 ID:4556a69d2
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( /お相手様決定済みです。お待ちしております )



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  • No.11 by 碧川 凛  2019-02-18 00:12:05 


( / 了解しました。
では、僭越ながら此方からロルを投下させて頂きますね。)


「__なァ。飲める、よな?」

(夜。隣で響く、大きな声。それが誰に対して発せられた言葉かなんて、考えるまでもなく。必死に平然を装いながら何も言わずにコンビニの前で3人の不良とみられる男子生徒に囲まれている、同じような格好をした少年が其処には居て。彼は何も言わないまま黙って彼等に目線を向ける。彼にとある飲み物__アルコールの入った酒を勧めているのはその3人の中のリーダー格の不良。彼は父親から盗んで持ってきたという酒をその少年…碧川 凛に勧めているのである。何も言わずに黙ったままの彼を挑発するかのようにリーダー格以外の2人が囃し立てる。)

「お前の可愛い可愛い弟、俺の弟と同い年なんだよなァ…お前が飲まなかったら、俺の弟 お前の弟に何するだろうなァ?」

「お前の妹も可愛いよなァ。大事だよなァ。でも、騙され易いのは確認済みなんだぜ?」

(両隣から聞こえるその忌々しい声。彼は思わずキッとその2人を睨みつけて強気な姿勢で言葉を強めながらその2人に反論する。)

「…おい…弟と妹に手ェ出したら…容赦しねーぞ…」

「なら、飲めよ」

(絞り出したようなその声を嘲笑うかのように酒を差し出してくるリーダー格の男と、相変わらず囃し立てている周りの2人。彼は弟と妹に危害が及ぶこと、そして自分に及ぶあの悪夢のような日々を思い出しては奪い取るように酒の缶を取っては蓋を開け。)

「クッソ外道野郎共が…ッ」

(そう悪態をつきながら思い切って酒を無理矢理に飲み進める。知ったことのない味、気分が悪くなりそうだ。けれど彼は飲むことをやめない。彼のプライドと、彼の兄としての威厳がやめることを止めていた。その酒を飲み干し、缶を投げ捨てればゲラゲラと嗤いながら3人は去って行く。その後ろ姿を見ては、コンビニの陰へとフラフラと移動して。へなりと座り込めばぐるぐるする頭と、迫り来る吐き気と戦いながら頭を抱えて「クソ…」と一言呟いて。)

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