三丁目のミケネコ 2019-02-15 11:02:03 |
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~百合注意~
(乙女ゲーム異世界転生物)
☆ヒロイン(主人公)は、悪役令嬢を攻略をする☆
~第54話~
私は、部屋に入ってきた美幼女のジュリーが可愛らしすぎてうっとりとジュリーを見つめた。
「初めまして、ジュリー・ヴァンサンと申します。
あ、あの……どうかされましたか?」
ジュリーちゃんは、スカートの両端を掴んでお辞儀をして自己紹介をして
私の態度を見て不思議そうに首を傾げて
どうかしたのか質問をした。
「い、いえ、何でもありません!
その……ジュリーちゃんは、私が婚約者でも良いのですか?
私は、女ですよ。
それに私は、一応、婚約者もいるのですよ。
それでも良いのですか?」
私は、ジュリーちゃんの質問に慌てて両手を振り自分がジュリーに見とれていた事を誤魔化して
私に婚約者がいるのに婚約者でも良いのか質問をした。
「婚約者って事は、まだ結婚をしていないのですわよね。
それでしたら問題は、ありませんわ。
それに重婚なんか珍しくありませんわ。
それから愛に男だろうが女だろうが問題は、ありませんわ。
それに家の繁栄の為に強い人との結婚は、喜んでお受けします。
それにこの街では、女同士で子供を作る方法もありますわよ。
ですから何も問題は、ありませんわ」
ジュリーちゃんは、ぐいぐいと私に近づいて
私との結婚に何も問題がない事を伝えた。
「いえ、あの……取り敢えず保留って事でお願いします」
私は、ぐいぐいと来るジュリーちゃんに戸惑い
婚約は、考えさせてもらう事をお願いをした。
「解りました。
今は、それで構いませんわ。
でもアンジュ様の嫁の座は、必ず手に入れてみせますわ」
ジュリーちゃんは、自分の両手を握り締めて
私と結婚する宣言をした。
「あ、あの……アンジュお姉ちゃんは、エリカのお姉ちゃんですよ
そ、その……アンジュお姉ちゃんは、渡しません!」
エリカちゃんは、ジュリーちゃんの私と結婚する発言を聞いて
私の右腕の袖を掴んでじっとジュリーちゃんを見つめて
私を渡さない発言をした。
「お、俺もアンジュお姉ちゃんを渡さないぞ!
アンジュお姉ちゃんは、俺の師匠なんだからな!」
エリック君も私の左腕の袖を掴んで
じっとジュリーちゃんを見つめて
私を渡さない発言をした。
「面白いですわ!
エリック様とエリカ様、アンジュ様とのめぐる戦いに負けるつもりは、ありませんから覚悟をしてくださいですわ!」
ジュリーちゃんは、エリカちゃんとエリック君の方に右手の人差し指を指して
私を渡さない宣言をした。
エリカちゃんとエリック君は、ジュリー様としばらく睨み合っていた。
「あ、あの、アイリスちゃんが心配です。
ですからアイリスちゃんの体調の確認に行きますね」
私は、エリカちゃんとエリック君とジュリーちゃんの修羅場が怖くて
アイリスちゃんが心配って理由でその場を逃げる様に走って離れた。
ジュリーちゃん達は、互いが睨み合っているせいで私が離れたのに気がつかなかったみたいだった。
「う……んっ……アンジュ様……?
私は、確か魔力切れで気を失ったはずですが……
はっ!?
アンジュ様、無事ですか!?
魔物は、どうなりましたか!?」
アイリスちゃんが寝ている部屋に行き
しばらくしてからアイリスちゃんが目を覚まして
状況を確認しようとして今までの事を思い出そうとして
ふと魔物の襲撃の事を思い出して
魔物達は、どうなったのか質問をした。
「魔物の襲撃を退けましたから大丈夫ですよ、アイリスちゃん。
ありがとうございます、アイリスちゃんは、頑張ってくれたのですよね。
アイリスちゃんが魔物を撃退してくれたのは、嬉しいです。
でももうこんな無理をしないでくださいね」
私は、アイリスちゃんを無理して怪我をしたことが心配で
でもアイリスちゃんが目が覚めたのが安心をして
アイリスちゃんを優しく抱き締めて
無理をしない事をお願いをした。
「アンジュ様を心配させてすいません……
これからは、気をつけますから安心をしてください……」
アイリスちゃんも私を抱き締め返して
無理をしないから安心をしてほしい事を伝えた。
私とアイリスちゃんは、無言で抱き締め合った。
「アンジュ様、婚約者の私を置いて行くだなんて酷いですわ」
ジュリーちゃんが部屋のドアを音を立てて開けて部屋に入ってきて
婚約者の自分を置いて行くのは、酷いって不満を伝えた。
「……婚約者……?
アンジュ様、婚約者ってどう言う事ですか……?」
アイリスちゃんは、ジュリーちゃんの婚約者って言葉を聞いて
私をゆっくりと離して
静かにニッコリと微笑んで
怒っている様にどす黒いオーラを纏い
婚約者ってなんなのか質問をした。
「ひっ!?
これには、訳あると言いますか……」
アイリスちゃんのどす黒いオーラを感じて
慌ててアイリスちゃんから距離をとり
冷や汗をだらだらとたらしてアイリスちゃんから視線をそらして
婚約者の事を誤魔化そうとした。
「訳ってなんなのですか……?
もしかして浮気ですか……?」
アイリスちゃんは、人を殺しそうな虚ろな眼差しを浮かべて
私に近づいてきた。
「う、浮気では、ありません!?
ジュリーちゃんを婚約者にしてほしいって言われて
考えさせてほしいって言っただけです!?
だから落ち着いてください、アイリスちゃん!!」
私は、アイリスちゃんの行動が怖すぎて後ろに下がり
涙目で婚約を考えさせてほしい事を言っただけですから落ち着いてくださいってお願いをした。
「そうですか……
まあ、良いでしょう。
今回は、アンジュ様を信じます。
ジュリーちゃんって言うのですね。
私は、アンジュ様の1番の友達のアイリス ・クロフォードって言います。
仲良くしてくれると嬉しいです」
アイリスちゃんは、いつもの優しい眼差しに戻り
ジュリーちゃんの方を向いて
ジュリーちゃんにアンジュは、アイリスちゃんの物宣言をして
ジュリーちゃんの方に右手を差し出して
ジュリーちゃんによろしくの握手を求めた。
「これは、ご丁寧にありがとうございます。
私は、この街、ウェイストランドを納めている貴族パトリック・ヴァンサンの娘のジュリー・ヴァンサンって申します。
アンジュ様の未来の妻になる予定です。
よろしくお願いしますわね」
ジュリーちゃんは、アイリスちゃんの手を握り締めて
私を未来の妻発言した。
アイリスちゃんとジュリーちゃんは、互いに手を握り締めて握手をして
互いに目は笑ってでも火花を散らしているように見えた。
私は、アイリスちゃんとジュリーちゃんの言動が怖くて
少しだけ距離をとり
ガタガタと体を震わせた。
これがアイリスちゃんとジュリーちゃんの私をめぐる戦いの始まりだとは、思ってもいなかった。
ーTo Be Continuedー
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