ラブライブ!スターズ!! 〆

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三丁目のミケネコ  2019-02-15 11:02:03 
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──ふたりで
スクールアイドルの一番星、目指そう!


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  • No.304 by 乃木坂桜  2021-01-14 23:19:22 

~百合注意~
(乙女ゲーム異世界転生物)

☆ヒロイン(主人公)は、悪役令嬢を攻略をする☆


~第16話~

私は、体を揺するのに気がついてゆっくりと目を開けた。


『やっと起きました。

もうルージュたらこんなところでさぼっていたのですね。

他の大天使とこの後、会議するはずでしたよね

もう皆様が待っていますよ』


目の前にアイリスちゃんに良く似た光の輪と四枚羽が背中にはえた天使が立っていた。

アイリスちゃんに良く似た天使が私の名前を呼んで

腰に両手を当ててしかたがなさそうにため息を吐いた。


『あっ……ごめんなさい、エリザベス。

ここのお日様が気持ち良かったですからつい眠ってしまいました。

今から行きます』


ルージュ(わたし)は、花の咲く野原で寝ていて

エリザベスに起こされるとゆっくりと目を開けた。

そして両手を上に上げてあくびをした。

エリザベスの後を追い掛ける様に歩いた。


『ねえ、ルージュ、この戦い終わると思いますか?』


エリザベスは、後ろを歩くルージュ(わたし)に話し掛けた。


『どうでしょうね……

私は、終わらしたいと思っています。

敵を滅ぼすだけでなくて他の方法を模索したいと思っています。

敵も味方も皆が幸せになる方法があるはずです。

私は、そうだと信じています』


ルージュ(わたし)は、エリザベスを真剣な表情で見つめ

きっと皆が解り合える世界になると信じていた。

だからその思いをエリザベスに伝えた。


「うっ……ん……私は、いったいどうしたのでしょうか……?

確か泉に飛び込んで私の命を使ったはずですよね……


それに懐かしい夢を見ていたはずですが……

駄目です。

夢の内容を思い出せません」


私は、周りを見渡して状況を確認をした。

すると自分の部屋のベッドの上なのに気がついて

私のベッドの隣でイオン様が椅子に座ってベッドにもたれかかる様に眠っていた。

そして天使の雫を作る為に私の命を使った事を思い出して

死んだはずの自分が何故生きているのかって考え込んだ。

それから何か大事な夢を見ていた事を思い出して

夢の内容を思い出そうとしても頭の中に霧がかかっているみたいで思い出せなかった。


「んっ……アンジュお姉様……?

良かったです!

アンジュお姉様、気がついたのですね!

何処か体の体調は、悪くないですか?」


イオン様がゆっくりと目を開けて

私が起きたのに気がついて

体をベッドに乗り出して私の体調を心配した。


「目覚めたのか、アンジュ!

心配したぞ!」


アラン様とルイ様が私の部屋に入ってきて

ルイ様が右手を上げて挨拶をした。


「起きたのですね。

調子は、どうですか?」


ルイ様は、甘いスマイルを浮かべて

私の体調を質問をした。


「はい、大丈夫です。

それであれからどうなったのですか?

確か泉に生命力を注いだはずなのですが……」


私が生きてるって事は、天使の雫ができなかったかもって思い心配になり

天使の雫が手にいれる事ができたのか質問をした。


「その事ですが……

誰かを助けたいって思いの気持ち必要だったみたいです。

ですからちゃんと天使の雫ができましたよ

それからアンジュ?」


ルイ様は、私を安心させる様に優しく微笑んで

私の顔を覗き込んでキスをするほど私の顔に自分の顔を近づけてきた。

私は、ルイ様にキスをされると思い目を瞑り身構えた。

ルイ様は、いきなり私のおでこにでこぴんをした。


「痛!?

え、えっ?

いったいどうしてですか……?」


私は、ルイ様にでこぴんをされて

何故ルイ様にでこぴんをされたか解らずに戸惑ってきょとんとした。


「僕達は、怒っているのですよ。

何故あんな自分の命を捨てる様な事をしたのですか?

僕達は、アンジュの力になりたいから手伝ったのですよ。

アンジュを傷つける為に手伝ったわけでありません。

もっと自分を大切にしてください。

今度同じ事をしたら許しませんよ」


ルイ様は、私の頬っぺたを触り真剣な表情で私を見つめて

私が自分を粗末にするのが許さないって叱りつけた。


「えっ、えっと……あの……」


私は、ルイ様の態度に戸惑いながらルイ様を見つめた。


「アンジュ、返事は、どうしたのですか?」


ルイ様は、私の頬っぺたを引っ張り

怒った様にニコニコ笑顔でどす黒オーラを纏っていた。


「ひっ!?

はい、解りました!!」


私は、ルイ様の迫力が怖くて思わず立ち上がり大きく返事をした。


「はい、よろしいです。

それでアンジュ、これが天使の雫ですよ」


ルイ様は、私が返事をしたのを見て満足そうに頷いた。

ポケットから天使の雫の入った小瓶を取り出して私に見せてくれた。


「ありがとうございます、ルイ様」


ルイ様から天使の雫の入った小瓶を受け取るとアイリスちゃんの寝ている部屋に向かった。


「アンジュ様、気がつかれたのですね。

良かったです……」


セラがアイリスちゃんの近くに座り看病していた。

セラは、私が部屋に入ってきたのを見て

私が気がついたのが解り安心をした様に微笑んだ。


「心配をかけてすいませんでした。

それから迷惑をかけましたね、セラ。

今までアイリスちゃんを護ってくれてありがとうございました」


私は、セラに近づいて

セラにアイリスちゃんの看病のお礼を伝えた。


「私にそんな言葉をかけてくれるだなんて勿体無過ぎます……」


セラは、私のお礼の言葉を聞いて涙を流して感動していた。


「では、早速アイリスちゃんにこの天使の雫を飲ませないと!

ってどうやって飲ませれば良いのかな?

そう言えば乙女ゲームで攻略キャラクターが口移しで飲ませていたよね……

……うん、緊急事態だから仕方がないよね。

ごめんなさい、アイリスちゃん……」


私は、乙女ゲームのシチュエーションを思い出した。

アイリスちゃんとキスをする言い訳をして

でもアイリスちゃんとキスができるって考えるとだらしないほどニヤニヤとにやけた。

ふと、アイリスちゃんの寝顔を見て自分の邪な考えが恥ずかしくなった。


「アイリスちゃんがこんな事になっているに私は、何を考えていたんでしょうか……

ごめんなさい、アイリスちゃん。

私もファーストキスだから許してくださいね」


私は、天使の雫を口にいれるとそのままアイリスちゃんとキスをして

口移しでアイリスちゃんに天使の雫を飲ませた。

するとアイリスちゃんの体が光輝いて天使の輪と羽が出てきた。

アイリスちゃんは、ゆっくりと目を開けた。


「う……ん……私は、いったいどうしていたのでしょうか……?

えっ!?

私に羽と天使の輪がついています!?

どうしてですか!?」


アイリスちゃんは、周りを見渡して状況を確認をしようとした。

ふと、窓ガラスに自分の姿をみて

自分が天使の様になっているのに気がついて大声を出して驚いた。


「落ち着いてください、アイリスちゃん。

ただ自分の隠された力が目覚めただけです。

アイリスちゃんは、この力を使える様にならないといけませんよ。

アイリスちゃんは、私の隣に並びたいのでしたら強くならないといけませんからね」


私は、優しくアイリスちゃんに話し掛けた。

そしてアイリスちゃんに自分の力を扱える様になる事をお願いをした。

私は、いつもアイリスちゃんを護ってあげる事が出来るか解らなかった。

それにまた今回みたいな事が起きないって言いきれない

それに私が魔王に目覚めたらアイリスちゃんを危険に合わせる事になると思い

アイリスちゃんに強くなってほしいと思った。

私は、真剣な表情でアイリスちゃんを見つめた。


「この力を使かえる様に……

解りました。

アンジュ様の隣にいられる様にこの力を使える様に頑張ります。

ですからこれからもアンジュ様の側にいさせてください」


アイリスちゃんは、私の両手を握り締めて私の顔に間近に近づけた。

そして頑張るから私の側にいさせてほしい事をお願いをした。


「はい、構いませんよ。

私の側にずっといてください」


私は、アイリスちゃんの両手を握り返して側にいてほしい事をお願いをした。

私とアイリスちゃんは、互いを見つめ合い恥ずかしそうに照れ笑いを浮かべて

私は、改めてアイリスちゃんの側にいれて幸せだなって思った。



ーTo Be Continuedー

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