のえる。 2019-02-10 20:33:27 |
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No.75 様 神崎君〉
(彼は表情が豊かだ。
自分とは違う、と自分との違いを、圧倒的な差を感じながら彼のことをチラリと見る。基本的に一つのものに焦点を合わせることはない為、彼にとってはこれが普通の行為で至って何の変哲も無い行為だった。)
「うん。…楽しみ」
(ろくな人間が来ない気もするけれど、管理人がそんなことを言っていてはここが潰れてしまうかもしれない。僕で終わらせるワケにはいかないのだから、僕自身が確りしないと意味がない。)
「…楽しい話題、待ってるね」
(そう告げた後、ふと玄関から鈴の音がなったのが聞こえてきて。)
「…新しい人、来たのかも。
…ちょっと待ってて」
No.74 様 錦君〉(/僭越ながら絡ませて頂きますね。)
(神崎から離れ、新しい住人と思われる者の元へとパタパタと駆けて行く。対応は慣れてきたものの、矢張り上手くできるかどうかは不安が残るもので。
困ったような顔をしながらスケッチブックを忘れてしまったことに気がつき、はぁっと溜息を吐いた。どうやら僕はツイていないらしいが、仕方がない。
忘れてしまったものは忘れてしまったのだから、今更嘆いたって遅いのはよく分かっている。
玄関の扉を開けて、目の前の相手を見て。)
「…どうも…上条、です」
(一応管理人やってます、と付け足すと今日何度目か分からない軽い会釈をして。
中へ入るように促すように言葉を紡ぐ。)
「…どうぞ…何人か、もう来てますので」
(きちんと敬語を使えているだろうか、と不安に思いながらも取り敢えず自分の思う敬語を使いながら相手の為に扉を開けてやり。)
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