のえる。 2019-02-10 20:33:27 |
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No.46 様 佐野君〉
(彼からの肯定の言葉。
前にいた住人の中にとても綺麗好きな人間がいて、その人間は僕がまだ管理人ではない頃に来たのだが。
器用だったからか潔癖症だったからか、その辺に埃一つなかったのをよく覚えている。掃除に付き合わされたことはあったが、綺麗にできているかは今の僕には不明瞭で。)
「あぁ…有難う」
( 礼を告げるとチラリと周りを見る。
埃一つない、とは言い難い。もしあの住人が帰ってきたら僕は叱られてしまうかもしれないけれど。あの人みたいに僕は潔癖症でもないし、器用でもないのだから仕方がないといえば仕方がないのである。溜息交じりにその住人のことを思い出し始めて)
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