愛を求める僕ら。【BL/シェアハウス/人数制限有】

No.32 神崎 君〉

(2人を招き入れ、玄関から歩いて行くと神崎と名乗る男に話し掛けられて彼の方を向き。
宜しくお願いします、という言葉に「此方こそ、」という言葉を返すと彼は静かに告げ。)

「…部屋は…二階です。
好きなとこ選んでください…」

(此方に決める権利はない。
彼は優柔不断である、物事をハッキリ決められないのが彼の悪いところ。)

「…あ…お菓子、有難う…ございます」

(甘いものは普通に好きである為、例を告げるとそれを有難く受け取ることにして。)

No.33 蓮池 君〉

(彼は既に部屋へと行ったらしい。自分の行動をきちんと自分で決められるのはいいことだ。
僕には決断力がない、それは分かっているもののそれを上手く直すことができないのが僕の悪いところで。軽く息を吐きながら降りてきた彼を見つめては何を言えばいいのか分からずに彼からは目を逸らし。)

「…確かに…集まって、きましたね」

(それは彼に告げたことなのか、或いは自分自身の独り言なのか分からぬままに呟いて。
貰ったお菓子をキッチンの近くに置くと中身をチラリと見て少々目を輝かせて。)