ぬし 2019-01-21 16:06:32 |
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服屋?……貴方が?( 警戒が抜けない様子でジリジリと少しずつ相手から離れれば、下から上までじっくりと相手を眺めて。確かに、相手が纏っている姿はそこらの市民とは異なり、正装にも見える。尚且つ、礼儀もきちんと教え込まれているのか、通常よりやや大袈裟な挨拶に戸惑いを覚えて。疑惑の気持ちは少しばかり薄れたが、では何故その服屋がわざわざ木の上から話しかけてくるのかと疑問に思い相手に問おうと口を開こうとするも、先程まで自身が歌っていた音について問われ途端に顔を引き攣らせて。)
…し、知らない。私には聞こえなかったわ。あなたの聞き間違いじゃないかしら?( 気まずそうに目を逸らせば、これ以上厄介事に巻き込まれたくないと強く思い。「もう行かないと」と一言述べて本を脇に挟み、背を向けそそくさとその場から退散しようとして。 )
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