罪 2019-01-12 17:26:13 |
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>>アーロンくん
(短い返答に相手の考えを何となく読めばそれ以上は何も言わず軽く頷いておき、こちらの言葉にほんの少し見えた気がした動揺も深くは追求せず、次の好感触の反応を見せた話題へと移行すればいつもの穏やかな表情で口元を緩め。「大丈夫。…確かに軍服が苦手な子はいるよ。でも逆に成りたいと思う子もいるし…、普通の子よりも人を見る目はあるからね。君が‘いじわる’しなければ喜んでくれるさ。」スラムは下級にすら属さない世間から追いやられたゴミとしてしか見られてない。警官もそんなゴミが毎日食いつなぐために窃盗をしようと態々取り締まらないし、気まぐれにふらっと現れた時は憂さ晴らしの暴行と蹂躙。そんな軍服を来た人間を恐れる子供もいるが、逆に真面目で人徳な警官がいるのも知っていて、いつかゴミ山から抜け出して出世したいと渇望する子供たちも多くいる。そういう意味で自分は運が良かった…のかもしれない。ともあれ、迷惑かを気にかけてくれる相手には好感が持てて、最後は忠告する意味で笑みを深めながらも声色は穏やかで。「…そうと決まれば早速行こうか。きっとアーロンくんモテモテだよ。…はい、これは君の。」焼き菓子などを購入し包んで貰いながら、茶化すようにいうが実際子供達は相手を歓迎するだろうと。そして相手のマフィンも勝手に買って小さな紙袋に入ったそれを押し付けるように渡し、車が止めてある方に歩き出して。)
>>ダンテさん
───そうだね。
(取引もしたし最期は相手に託すつもりではいるが実際この後何が起きるかは不明でコンマ1ミリでも手をかける可能性がある以上‘殺すな’と言われたことに関しては口を噤み。軽く笑う様子からはこちらの精神を理解しつつ危険を意に介さない強さを感じ、そんなちょっとした一言だけでも彼の人徳が分かれば微かに笑むも、続く言葉には表情を消して。この世界で生きている以上、楽に逝けることは少ないが自分はどれだけ対象を恨んでいても殺すときは一瞬と決めている。恐怖も痛みも感じさせない。ただ相手がどう犯人を貶めるかは勝手だ。車の外の流れる景色に目をやり、相手のどの言葉に対してか、はたまた全てに対してか、たった一言静かに零して。───そうして暫く、開けた場所にポツンとある一軒家に着く頃には日は沈み月が昇りはじめていた。目立たない場所に車が停められ車内から様子を伺っていると程なくして犯人が現れる。今回の殺人も無作為的なもの。犯人はつい先日相手の部下を斬った短刀を手に狂気的な笑みを浮かべて家に近づいていくところで。その姿に過去に仲間を殺された記憶が過り複雑な感情が芽生えるが今は自分が出る幕ではないと抑え込み、声色静かに冷やかしを入れて。)
───あとはどうぞお好きに。…もしもの時はちゃんと助けてあげるよ。
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