罪 2019-01-12 17:26:13 |
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>>レオナルドくん
どうもありがとう。…今日は一人なの?──ねぇ、お酒は好き?
(酒瓶が拾い上げられそれを目で追えば、イタリアの右腕の男。敵意のない様子にこちらも警戒心のない緩やかな笑みを浮かべれば礼を言って酒瓶を受け取り。相手の周囲を見ても組織のトップの姿やそれに関わる人間の姿は見受けられず、一人で何しに此処にいるのかと尋ねて。そしてもし時間があるなら丁度酒飲み相手を探していたし、こんな機会もなければゆっくり話せる相手でもないため、酒瓶を軽く掲げながら期待を含んだ目で言外に酒盛りに誘ってみて。)
(/絡んで頂き有難うございます。仲間思いで可愛らしさもありつつ素性が分からない謎めいた魅力のある息子様とこれから絡んでいけるのが楽しみです。少々抜けたところがあるおっさんみたいなやつですがよろしくお願いします。)
>>垂くん
んー?…んー…そんなモテないよ?俺は。それに素直に綺麗と思ったから言ってるだけで他意はないさ。
(口説いているつもりは無かったためそれを告げるも、確かに普段から綺麗と思ったら褒めてしまう癖があり思わせぶりな態度をとって女性をがっかりさせてしまう節があり、だからモテないと口にして。突如妖艶に身を寄せてきた相手に特に動じることはなかったが、この態度に騙されて殺された男は数知れないんだろうななんて思い「…こらこら、そうやって安易に男を誑かさないの。自分を大事しないと。」むしろそれが相手の武器の一つなのかもしれないが、何だか見てると危なかしく余計なお節介と思いつつ軽い口調ながら心からの嗜めをすればやんわり相手の頭を撫でて。さて、男共の視線を掻い潜りたどり着いたのは日本家屋の懐石料理が出される高級な和食料理店。相手の手を引いたまま門を潜り、枯山水の庭園に敷かれる石畳の上をゆっくり歩き、店の引き戸を静かに開けば手を離して「お先にどうぞ。」と恭しく掌を上にし少しだけ頭を低くして。)
>>アーロンくん
(小さな商店街、土産向きの素朴なキーホルダーから青果やパンなど決して高価なものではないが温かみが溢れるそれらを見ながら、一件の移動式屋台で手作り感溢れる菓子屋の前で立ち止まり。店員は清楚で優しそうな女性で軽く挨拶を交わせば、今朝焼き立てだというクッキーやらマフィンなどの焼き菓子を紹介され。スラムの子供達には少々味が越えて逆に気の毒かとも思うが今までも定期的にこういったことはしているため手頃なものを買っていこうとしたところ、突如聞き覚えのある声がし明らかにそれは自分を指す言葉で。片手を上げる相手を見ては、昨日感じた嫌な感じは彼だろうかとも思うが疑ってわざわざ隠蔽したいこと話題に出す必要はないため、軽快な相手に合わせ此方も緩やかに微笑み「あー、昨日の。足はもう大丈夫なの?…それにしてもその呼び方はちょっとひどいなー。まあ本当のことだけど。そう言えば名前聞いてなかったね。俺は榊誠。よろしくね。」知ってるだろうけど、とは言わずに自己紹介すれば、足に目を向けたあと相手の名前を促すようににこやかに目を見て。)
>>ダンテさん
(蒼い瞳が鋭く自分を捉えピリつく殺意に当てられれば、これは下手な言い逃れも情報を隠し通すことも不可能であり、むしろ隠したほうが損害が大きくなることを瞬時に悟り。相手がどれほど仲間思いで家族として愛しているか、それを考えれば迷うまでもなく情報を受け渡すのが是ではないかと。それでも元仲間の裏切り者を全て相手組織に投げ渡すのは憚られた。相手を疑うわけではないが、元仲間の犯人を利用して此方の情報をいくらでも聞き出せるし、逆に元仲間が相手を仕向けた腹いせに此方の情報を洗いざらい話しかねない懸念もある。そして何よりもボスとして、裏切り者の行く末を見届ける必要があった。どれもこれも此方の勝手であり加害者側として要求するのは虫が良すぎる気もしたが、責任と示しをつけるためには取り引きするしかないと。本来の自分なら下手にまわる形を取っていただろうが、此処は気を引き締めねばと相手の殺気を真正面に受けながら蒼い瞳を静かに見返し数秒の沈黙のあと口を開いて。)
情報は、渡す。それをどうするかもそちら側の自由。…元をたどれば俺の責任だ。だからって訳じゃないが情報を渡す条件として此方の同行を許して欲しい。…悪いけど条件が飲めないなら口を割るつもりはないよ。
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