罪 2019-01-12 17:26:13 |
通報 |
>>榊誠
(どちらにせよ、遅かれ早かれやって来る事だった。無視をすれば、家族に示しがつかない。元より、無防備であった家族に手を出された以上、無視をするつもりなどなかったが。無関係であればそれに越した事はない。関係しているのであれば、宣戦布告と受け取る事も視野に入れなければ。部下を下がらせ一人で登って来た相手を正面から見据え、真っ直ぐ視線を向ける。これは、ボス同士の密会だ。それも、身内に明確な被害者と加害者がいる。それが相手側の意図しない事であっても場合によっては責任を取らせなければならない。その為にも、真実を知らなければ。懐に隠し持っている銃口こそ向けないが、その眼光は刃の如く敵に対する殺意を滲ませ、普段の軽快な声音は也を潜め。静かに、けれど圧を持って問い掛ける。嘘は見逃さない、とばかりに視線は向けられた侭。)
隠し立てすれば、お前は敵だ。──オレのファミリーを殺した奴は何処にいる。アンタの事だ、もう掴んでンだろ?
>>垂
(追っ手を始末した所で部下に連絡を取り、死体処理の片付けを任せ。スーツがまた汚れたなと微量の返り血に眉根を寄せては、せめて顔についた分はと指先で拭い。賞賛の言葉にこの程度、ここで生きる者達ならば当然だろうと肩を竦め。兎に角、今は汚れた体を清める為にも早く風呂に入りたいものだと独り言を漏らし。一応は手伝ってもらう事になったのだから礼の一つでも告げてからと思った矢先、すっかり血濡れの相手にうへえ、と舌を出し。出会った時にも血の匂いは染み付いていたが、流石に目に余ると眉根を寄せ。)
これぐらいお前等だってどうってことねェだろ。──あ"ー…風呂入りてぇ。……汚ぇぞ、お前。
>>レオナルド・バジーレ
(もし敵であれば、警察であれば、躊躇う理由はない。殺さなければならない。いや、今は、ただ。裏切り者を殺したい。溢れ出る殺意に頭に血を上らせていたが──現れたのが何よりも信頼する仲間、もっと言えば一番の信頼を置いていると言っても過言ではない自分の右腕であった事に安堵の息を吐いて拳銃を下ろし。仲間が現れたと言う事はもう必要ないだろうと拳銃を懐に収めては、素直に謝罪をしてから気が立っていたと軽く頭を掻き。まさか仲間を敵と間違える程に苛立っていたとはと目を伏せ、自分を落ち着かせる為にゆっくりと白い煙を吸い込み。肺いっぱいに広がる苦味を感じながら短くなった煙草を地面に落とし磨り潰しては、不安にぽつり、と問い掛け。)
──悪ィ、レオ。冷静じゃなかったな。…誰も死んでねェな?
(/絡んで頂きありがとうございます…!心強い右腕の存在にこれからお話出来るのがとても楽しみです。口が悪く困った愚息ではありますが、仲良くして下さると嬉しいです…!また何かありましたら遠慮なくお声掛け下さい。こちらは蹴って頂いて大丈夫です!)
>>アーロン・ナイトレイ
(いつ何が起こるかは分からない。昨日の敵は今日の友というなれば、その逆もある。今日の友は明日の敵にだって成り得る。ここはそう言う場所だ。しかし、友好的である事に越した事はない。警察と言えば顔を見れば嫌悪、軽蔑、そして嘲笑。好意的なものを向けられる事はまず少ない。珍しい奴もいたものだ、と正直な感想を抱きながら観察する様に双眸を細め。「それはどうだろうなァ。ま、暫くはそうならない事を祈ってンぜ」と、肩を竦めた所にワインボトルとグラス、簡単なつまみ料理が運ばれて来れば手馴れた様子でチップを投げ。受け取って再び奥へと下がって行った事を確認してから自分のグラスへとワインを注ぎながらまず疑問に思った事を素直に投げ掛け。)
──ンで?態々一人で、あんな場所で何してた。一歩踏み入ればオレ等の縄張りだ。普通、近寄るのも嫌がるモンだろ、お前等みてぇなのは。
トピック検索 |