罪 2019-01-12 17:26:13 |
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>>誠
勿論怒られるさ。
(早期の手当のお陰で腫れも最低限で済んでいる患部を眺めながら、相手の邪魔にならないよう小さくゆらゆらと爪先を揺らして何処か楽しげに目を細め。此方の今後を慮ってくれているらしい相手からの問い掛けには然して気にした風も無く軽やかに笑いながら頷き、その時丁度治療が済んだのか足首に涼感を得ると「いや、きっとそうだ。悪い事をしたらろくな事が起きないな。…ありがとう、助かったよ」と軽い冗談を交えて答え。相手が立ち上がれば少しの間足首を回して感触を確かめつつ、何やら連絡が入ったらしい相手からの声に目顔で構わない旨を伝えて。痛みもかなり和らぎ特に動きにくいという事も無く、中々怪我の治療は手慣れているらしいと感心していたところにほんの僅かに聞こえた電話の向こうへ語り掛ける相手の声に視線を上げるとその様子を窺い)
>>ダンテ
(名を問われればそこで漸く単純に気に食わなかった為に相手の態度に突っ掛かってしまった迂闊な言動を悔やみ、何事も無くこの場を立ち去れる可能性を一つ失ってしまった事に内心良くない展開だとぼやいて。名乗れば身分も素性も数珠繋ぎに割れてしまうことは必然。無論好ましくない事態ではあるが、現状からして逃れられそうにない雰囲気はひしひしと伝わってくる。何処までも高圧的な態度に不満は尽きないものの全ては自分自身の落ち度、下手な悪足掻きは止めておこうと腹を括ると微かに姿勢を正し相手を見据え要望通り名前のみを名乗り)
──アーロン・ナイトレイだ。
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