罪 2019-01-12 17:26:13 |
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>>榊
承知。…御馳走さまでした。(彼の柔らかい声が紡ぐ言葉はいくら聞いてもやはり楽しい。その話ぶりは勿論のこと、何処か落ち着くその話を聞くうち、何処か緊張していた糸が解されたのか、一瞬ふっ、と口元を緩ませ。彼ほど優しく、仲間思いな人をこれ以上悲しませる訳にはいかない…その為に自分は戦うのだろうと彼の声を耳にしながら決意新たに短く返事を。食事を済ませると両手を合わせ、軽く頭を下げてから慣れた手つきで口布を巻き、食器類を片付け。昨日のような失態は晒さない、と静かに目には闘志を滾らせ、今一度武器の確認を行う中、肩に置かれた手には昨日までの温もりはなく、責任と重圧、そしてそれを凌駕する信頼が込められているのだと察する。この微笑みだ。強い者だけが湛える笑み。この笑みを目にする度に少しだけ、安心する。彼もやはりこちら側なのだと。「……承知。お怪我のありませんように」笑みに込められた揺らがぬ意思に頭を下げ、そう残すと最後に相手の目を少しの間見つめて。いかんせんこんな時に洒落た言葉が出ないものだから、言葉を選び切れず、安全を願う気持ちはそのような行為にしか現れず、そのままアジトで構えていた別働隊と合流した為、一度相手とは離れて)
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