罪 2019-01-12 17:26:13 |
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>>神無月
えぇ、存じております…十月の和風月名ですね。良いお名前をお持ちで。(じ、と上から下まで相手の事を観察していたものの、相手が自分の名前の説明を始めるとその滑らかに動く口元に目をやり。自分もさして学があるわけではないが、一般知識程度ならばある。瞳は相変わらず相手の動作を見つつ目元だけぬるりと緩めて。暫くそんな風に時間をただ消耗していたものの、彼が自分の名を問う言葉を口にするとカラリと一声だけ笑い。「御恩が名前を、と?命じているのか、乞うているのか…面白いですね」言葉遊びかのように返答を勿体ぶって転がすと、相手の脇をすり抜け、相手の元来た道を先導するように体制を変え「梔です。綴りは漢字でもカタカナでもひらがなでもお好きにどうぞ。」そう笑えば軽く手招きし)
あなたの言う通り、安心はできませんが…それはあなたも一緒でしょう。ここから出たいならおいでなさい。
>>榊
(自分の傷跡に、優しい指先が温もりを与える。刹那の間ではあったものの、それは、この手を守るために、自分はこれまでどおりの自分であろうと固く思い直すには十分な時間。先ほどの温もりもそうだが、薬を塗るこの手の動作から、仕草から、この手の持ち主が優しさで満ちているのだと実感する。「ぐ、」等と小さいうめき声は出たものの、それでもとても心地よい時間であったと思ってしまう頭に響いた突然の問い。「…いなかったら、こんな物も要らなかったかな、とは考えます」すぐに変えられた話ではあるものの、聞き逃す事なく、ごく素直にマスクに触れながら返答をする。そしてすぐに「でも、貴方様や、仲間、部下達に会えたので、俺はこの世界が好きですよ。」と答えながら半身ほど体をひねり、彼の目を見て言葉を続ける。捻った拍子に自分の背中にあった彼の手を両手で包み込むように持ち、マスク越しにその手の甲へキスすると、茶化すように「…それに、コレもそんなに悪くないですしね」と笑み)…それにしても、本当に良いんですか?とても上質な着物に見えますが…。
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