罪 2019-01-12 17:26:13 |
通報 |
>>神無月
…見ない顔ですね。(最近は少し仕事が立て込んでおり、少しでも気晴らしを、とクライム中心部の細い裏路地の中にあるお気に入りの店へと足を伸ばしており。この薄暗い路地裏は蜘蛛の巣のように幾重にも道が重なる造りで、夜の暗さも相成り、相当ここに知識のあるものしかこの時間帯の出入りはない。職業柄、ここの道をこの時間帯に出入りするものの顔はなんとなく覚えているが、今宵話しかけてきたこの男は新顔ではないだろうか。咄嗟に刃物を出しかけるが、どうやら言葉から迷子のようだと推察はできるものの、初対面の者にこんなに無防備に話しかけてくるとは、どうしたものか、と一瞬驚き、つい彼の言葉への返答としては頓珍漢な上記の言葉を口に出すも、すぐに「…安心しても良いかと、まだここはクライム中心部から外れていません。他のチンピラに絡まれる前に早くお帰りなさい。」といつもの調子を取り戻して簡単に場所の説明を。)
(/絡ませていただきました!お仕事や学校か分かりませんが…お疲れ様です!私生活優先で、ゆっくり疲れを取ってくださいね!)
>>榊
…そう、ですか…(彼がそう微笑むのであれば、今はそういう時なのであろう。彼はそんな賢い人だ、急がば回れともいう通り、焦って何か起こす時は今ではないと判断し。
「…榊様…っ」カラッと空気を一転させてしまう彼の笑顔は、明るく照らす陽のように気持ちまでも高揚させるが、揶揄うようなその言葉に思わず抗議の意を込めてその彼の名を。自分のボスである彼に手を煩わせてしまうとは情けない、と下唇を噛みつつ彼の家まで。何度訪れてもその絢爛豪華な雰囲気に飲まれてしまう日本家屋に今回もごくり、と唾を飲み込み。やはり、この家には厳かな威厳を待とう彼だから似合うのだろう、等とぼんやりと頭の隅で考えている中彼がいなくなってしまうと、一見落ち着いているようでもソワソワと落ち着きなく目は辺りをさまよい。きっと手際のいい彼の行動となると、戻ってくるまではほんの少しであるはずであるものの、數十分ほどにも感じた時間の後にやっと見えた彼に少しホッとした様子で服に手をかけ。ジャンパーとタートルネックが破れていることにその時気づき苦々しく眉を寄せつつ服を脱ぐと、今までの傷だらけの上に新しく上書きされた火傷を露わにし「お手数をおかけします」と申し訳なさそうに。)
トピック検索 |