罪 2019-01-12 17:26:13 |
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>>梔
(流石目敏い相手、上手く隠したつもりだがその目は誤魔化されなかったらしい。こちらを覗き込む目と視線を合わせれば何でもないと微笑みやはりこの場は心の内を晒さず。それにしても怪我をしているにも関わらずその頭脳の明晰さは健在で、忽ち此方の意図を汲んで部下に指示を出す様は実に頼りになる。しかし続く謝罪と頬に手を伸ばされ言われた言葉には少し困惑気味に微笑んで。相手の心遣いは身にしみる。でもまさか悩みの種が相手の行動だとは言えない。言えたとしても今は機ではない。今は何より相手の火傷の治療が優先で。「…ありがとね、梔。でも今は君自身のことを考えなさい。」と頬に添えられる手に自分の手を重ねて優しく諭せば、口をまごつかせる相手の姿にからっと笑い「何?おんぶか抱っこで運んで欲しかった?」と空気を一層するように茶化しの言葉を。「冗談はさておいてっと…。」相手の手を取り立ち上がれば体を支えてやりながら家路を行く。ほどなくして日本家屋の家に着けば引き戸を引いて相手を中に通すと奥の部屋まで行き座布団の上に座らせて。そして断りを入れてから手早く消毒や保冷剤など火傷の治療に必要なものを持ってくると相手の元に戻り背後に座って「…上、脱いでくれる?」と控えめに聞いて。)
>>神無月くん
(ヤマトの下層区域、其処はよそ者を錯乱させるため似たような家屋が迷路のように立ち並び慣れた者でも迷いやすい。今宵はその1角で殺人がありその処理をしてきたところ。その被害者は日本マフィアの下っ端ではあったが健気でいい子だった。部下一人ではあるが失った喪失感と守れなかった自分への憤りは図り知れず。未だ犯人の行方は掴めていないし、事件直後ということありいつもの緩さを纏った空気は鳴りを潜めており。そんな中、アジトへ戻る途中、見慣れぬ人物が話しかけてきて、どうやら迷っている様子で。身なりから日本人ではあるようだがこんな夜中に一人で歩くのは少し怪しい。しかし変に揉めるのも面倒なため特に敵意は持たずに「…君こそこんな所でどうしたの?」といつもより低声ながら口元は緩めて。)
(/お久しぶりです。絡ませて頂きました。PF>15です。此方の立場上、神無月くんの素性は知ってそうかなと思いましたが、初見とさせて頂きました。不都合があればおっしゃってください。よろしくお願いします!)
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