罪 2019-01-12 17:26:13 |
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>>榊
…ありがとうございます。
(先程戦闘を終えたばかりであるにも関わらず、余裕ありげな様子の彼を尊敬の眼差しで見守っていると、自分い向けられた言葉ではない賛辞に格好良さと嬉しさを感じて小さくガッツポーズを。続いた目配せには思わず小型でいつも忍ばせているカメラを構えそうになっていると自分のズボンに入れていた携帯が鳴り。跪かされた主格と頭からは目を離さないまま電話を取ると、丁度それはアジトに残っていた部下からのもので、聞こえてきた内容と目の前で行われている会話の内容が同じだと理解すると、跪いたままの輩に武器を構えつつ至極冷静を装い「榊さん、アジトは無事です。待機していた部下たちが対応してくれました。敵部隊の6割の殲滅を確認…しかし、現時点でこちらの部下の4割が負傷、そのうち2割が重傷です。また、敵部隊の主格も生存とのこと。軽傷の者はアジトで手当てを。重傷の者は安心できる筋に…」と報告しつつ近付くといきなり響いた彼の声。いつもは物静かで声を荒げることのない彼がこんな声を出す理由は、探る前に目に飛び込んできた爆弾により府に落とされる。こんなところで我らが組みの頭を、自分の尊敬する彼を失うわけにはいかない。その想いは自然と体に出て、もともと近かった距離が幸いしたのか、ごく短い距離をほぼ地面スレスレの高さで駆け、爆弾を投げた後の体制を崩した彼を抱き止めると、頭部を庇いつつ覆いかぶさるようにして地面へ伏せ。)
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