罪 2019-01-12 17:26:13 |
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>>梔
いやー、そんな事まで頼るわけにはいかないよ。君も忙しいでしょ。
(仕事はやることはやっているつもりでも、真面目な相手に細部をフォローして貰っているは分かっていて、自分の娯楽まで手伝わせて面倒を掛けるわけにはいかないと。相手の気遣いを有難く思いながら微笑めば労うように頭を撫でてやり。次の言葉は少々むず痒く感じるものがあり頭から手を離して、困ったように笑い重ねられてた手に視線を落とし。「褒め上手だなー。──俺が君たちを守るのは当然のことだよ。守ってくれるのは駄目とは言わないけど、君は君の下にいる子たちを守ってあげて。そしたら俺は安心して前を向けるから。ね?………あーでもその榊、様はやめよう。どうしても慣れないんだよな。」自分がスラム出身なのは年下ながら組織に幼い頃から関与している相手は知っているはずなのに自分を立ててくれている。そんな相手の気持ちを受け止めつつ、守るのはボスの役目であり頼りにもしていることを告げ、重ねられた手を両手で包み直すと優しく笑んで。そんな少し真面目な雰囲気もすぐに緩い笑みの下に隠れれば、手を離し様付けは恥ずかしいと苦笑して。)
>>ダンテさん
(からりとした笑いの中に何となく引っかかりを覚えるも追求することもなく、確立した信頼関係が伺える部下とのやり取りを横目に、携帯で幹部に連絡を取って忍びないと思いつつ死体の処理を任せる旨を伝え通話を切り。部下の前で平静を装う相手に気持ちは充分分かるし自分も上に立つ者として同じことをするだろうから、そのときは口を出さずに部下から此方が見えなくなったところでその肩を軽く支えてやって。「全く無理をするね。立ってるのも本当は辛いんじゃないの?…ほんと、あなたは男の中の男って言葉が似合うよ。」一瞬、ボスらしいと言いかけた言葉。実際相手はボスとしての貫禄も人間性も持ち合わせているが何となくそれを言うはしっくり来ずに言葉を言い換え、呆れ半分で笑みながら褒めておき。程なくして着いた自宅。昔の日本家屋をそのまま残したような家で、小さな門をくぐって石畳を渡ると引き戸を開けて相手を支えながら中へと入り。普段なら土足厳禁だが治療を優先させ靴のまま上がり奥の部屋へと。純和室でありながらソファーもあり、座敷に慣れていない客人を招くときに使う部屋。そのソファーに相手を優しく慎重に座らせてはさっさと治療に必要なもの持ってきて相手の前にかがんで。「ちょっと痛むけど我慢してよ。…あなたの痛がるところもちょっと見てみたいけど。……まあ、とりあえず服着たままじゃ弾を取り出せないから脱がせるね。」相手の傷口の具合を確認しながら、意地悪い笑みを浮かべて言うもその真意は実際痛むため場を茶化そうとしているだけ。その後、治療を始めるため慣れたふうに相手に体を近づけ何食わぬ顔でシャツのボタンに手をかけて。)
>>アーロンくん
(子供達に囲まれる相手は少々困惑気味だったため口に出すと怒られそうだが、見ている分には面白く、それでも次第にその表情が和らいでいくのを感じればどこか尊いものを見守る眼差しで目を細めて。相手が此方の褒め言葉を受けたときの心境は分らず、手を払われても気に留めずに相手も笑い半分だったため「ごめんごめん。」と笑い混じりに平謝りをして、少女の差し出すコップを相手よりも先に取ろうとするがその気遣いは無用だったようで。どこか貴族を思わせる優雅な物腰は口笛を送りたくなるほど様になっていて、実際その振る舞いを受けた少女は染めていた頬を更に真っ赤にしており、ついに相手と目を合わすのに耐えかねて別の子供達の輪に戻り口元に小さな手を当てて黄色い歓声を押さえていて。そんな姿に口元を緩ませつつ相手をちらりと見て「あんな小さい子も落としちゃうなんて罪な男だね。あの子のあんな喜ぶ顔久しぶりに見たよ。…流石クライム国の安全と笑顔を守る警官様だ。」少女は親の虐待を経て此処に来て1年は経つが中々心からの笑顔は見られずにいた。その笑顔を見られたのは相手のおかげだと心から感謝しつつ、場をしらけさせないよう相手の意外な一面を茶化すふうに言って。そして相手の手元のコップに視線をやり「…本当に飲まなくても大丈夫だよ。俺が初めて飲んだときは一週間腹痛で苦しめられたから。」まあ3歳のときだけどと声に出さずに付け足すも、相手は役職も先程の所作からもそれなりの身分と取れるし、無理はしなくていいと一応少女に聞こえないよう声を小さくしながら軽く脅して。)
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