罪 2019-01-12 17:26:13 |
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>>榊誠
(からかい混じりの言葉に一瞬目を伏せるも、すぐにこちらもいつもの調子を取り戻しては「嗚呼、頭に血ィ上ってたンだろうなァ」と、からりと笑みを浮かべ。事実半分、誤魔化し半分。かと言って、全てを話す必要はない。肩の痛みは抜けないが、腹を撃ち抜かれるよりはマシだ。残念ながら撃たれた腕は動きそうにないが、もう片手は無事である事を確認し、靴底の刃物を収め。すると、待機と命じていた筈の部下が銃声を聞いていてもたってもいられなくなったのか、駆け寄って来て文句を垂らしながらも心配している様子にこれは帰ったらこっ酷く叱られるなと特に怒りそうな面々を思い浮かべ。相手の要求に耳を傾けちらと死体を一瞥しては、しっしっ、と自分には不要である事をジェスチャーで示し。「おう、持ってけ持ってけ。元々、お前にやるつもりだったからなァ、死体は」自分の手で殺す事に意味がある。残虐で無慈悲な殺し方に意味がある。死体となれば、それはただの肉塊。元々敵側の情報が欲しくてやった事ではなく、興味もなかった。次の申し出には当然の如く部下が反対の色を見せるも、わしゃわしゃと無事な頭で撫で。大丈夫だと笑い「先に仲間に報告してやれ」と一言掛ければ大人しく押し黙り。傷口を押さえて立ち上がれば、出血量が多かったのか軽くよろめくも、部下の前で無様な姿を見せる訳にもいくまいとしゃんとした姿勢で持ち直しては昨夜の様に冗談混じりに軽快な声音で。)
ンなら、世話になるとしますかねっ、とと…。──行こうぜ、マコト。優しくしてくれよォ?
>>アーロン・ナイトレイ
誰も誑かしてねェよ。 オレは嘘は吐かねェからな。…それに、お前は幼気な青年って程、初心でもねェだろォ?
(嘘は好かない。裏切りはもっと嫌いだ。思った事は口に出るし、顔にも出る。くつくつと喉を鳴らし笑みを浮かべながら双眸を細めては、少なくとも幼気な青年にその気を持たせる程鈍感ではないと肩を竦め。掛ける言葉は選んでいるつもりだとワインに口を付け。改めて問い掛けられれば、思わず首を傾げ。確かに母を失い、何も残らない事を寂しい、とは感じたが、それは最初の一週間だけ。血の繋がった家族は失ったが、自分を支えてくれるファミリーがいる。それに、思い出が薄れようと、何も残らなくともこの赤髪は消えない。それを教えてくれたのは、先代──父親だ。左右に首を振り「……いンや。オレにはファミリーがいる。今は彼奴等が守るべき家族だ」と随分長い付き合いになった家族の顔を思い浮かべニィ、と笑みを浮かべ。律儀に一声掛けて髪に触れた指先は、触れれば壊れるとでも思っているのだろうか怖々とした手付きにまた吹き出しそうになるのを堪え。素直に零れた感想に「おう、自慢の髪だからな」と恥ずかしげもなく言い切っては、褒められて悪い気はしない様子で穏やかに微笑み。)
>>梔
サラマンダーだァ?ハッ!そりゃあイイ。何なら火を吹いてやろうかァ?ガーオ、ってな。ま、そん時は厄介な鼠も寄って来るだろうけどなァ。
(ぱち、と思わず目を瞬かせては吹き出す様に声を上げ。サラマンダーと言えば、火の竜。空想の生物だ。適当に探りを入れるつもりだったが興か乗ったと相手の言葉に便乗して火吹きの代わりに火を噴く鉄の口を向けては、下手くそな鳴き真似をして見せ。ここはホク、警察の根城だ。下手に拳銃で発砲しようものならば、直ぐに嗅ぎつけて来るだろう。逃げ切る自信はある。警察との鬼ごっこには慣れたものだ。相手の出方を伺いながらも楽しげにニィ、と口端を釣り上げ。)
(/いえいえ!埋もれてしまう事もよくありますので、どうかお気になさらず…!嬉しいお言葉をありがとうございます。私も、裏で暗躍するその勇姿の一端に触れられる事を楽しみにしていました…!態々こちらの絡み文にも絡んで頂き、どうしようかと迷ったのですが取り敢えず一つに絞らせて頂きました。区切りがついた時に、また別の方でお話させて頂ければ幸いです。では、何かありましたらお声掛け下さい。こちらは蹴り可です。)
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