罪 2019-01-12 17:26:13 |
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>>アーロンくん
あ、いや…そのつもりは無かったけど…、気を害したなら謝るよ。って…、俺たち多分そんなに歳変わらないよね?
(からかい混じりではあったが、確かにいきなり成人男性にお菓子を買い与えるのは不躾だったと反省して、相手の言葉を真に受けて少し焦ったように謝罪するも、相手の見た目から年の差はあまりないのではと思って。でも相手の精悍な顔つきながら時折見せる愛嬌のある表情と違って、自分は見た目はともかく部下にも性格が年寄りくさいと言われることがあるためかなり年上に見られているのではと確認するように相手の顔を覗き。車に乗って移動すること暫く、目的地へたどり着けば車の扉を開いて相手を降りるよう促して。ホクの寂れた廃墟が建つのとはまた違い、更に劣化した寄せ集めのガラクタで作った小屋が建ち並ぶ場所。少々臭いが鼻につくが故郷のようなものなので懐かしく、相手は大丈夫だろうかと顔色を伺って。「臭いつくかもしれないけど…、行く?」と今更ながら尋ねて。)
>>ダンテさん
(相手らしい一言に肩を竦めつつ、相手に少し遅れて車を降りると部下の鋭い視線を感じつつ車に寄り掛かり気配を消して行く末を見守り。事はあっという間、少しでも心配した自分が恥ずかしいほど呆気なく地に伏した犯人。これも精巧な銃の腕があってこそ。傷口を抉るように蹴られた犯人は地を転がり呻き声を上げて叫ぶように苦しんでいたが突然ピタリと静かになり急に笑いだして。かと思えばゆらりと立ち上がり相手がイタリアのボスだと分かると不敵に笑い、殺した部下の死に様が哀れで滑稽だったと散々愚弄して相手の怒りを煽って。そんな中、何故此処がわかったのか尋ねているようでもあったが、よほど死にたいのか最後にはまた‘間抜けな伊人’と馬鹿にし始め。───馬鹿な子。と思うのと同時にこんな奴を野放しにしていた自分が憎たらしい。一瞬犯人と飲食を共にした光景が脳裏を過るもすぐに消散していけば、無意識に腰の刀に手をかけていて。)
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