_馬酔木の花_〆

(/ やっぱり急かしてしまった…！すみません、先述の通り私も少々忙しい状況でして、まずそれを報告しなければというのが最優先事項でして…！再募集だなんてとんでもない！
何日何週間でリセット！などは特に決めていないので、私生活優先で気が向いた時に返して頂ければ結構ですよ。お互い楽しく出来れば一番良いかなと！
なのでどうかそう畏まらず…ひぇぇ…)



( 障子を一枚隔てた向こうから聞こえる低い声に思わず肩が跳ねる。重い腰を上げ、必要もないのに無意識に物音を殺し、忍び足で障子へと向かう。その最中に、先程聞いた声が誰なのか思索する。
流れ作業のような顔合わせを想起しても、思い当たる相手はいない。それでも何かが引っ掛かるのは、その声にどこか懐かしさを感じたからだろう。答えが出ないと結論付くと、思い見るのもそこそこに目前の障子へと手を掛けた。)
「…大包平？」
( 狭く隙間を開けて顔を覗かせ、彼の姿を捉えた途端、口を衝いて出た。この短い期間のどこで覚えたのかが不思議で、呆けたように彼を見詰めることしか出来なかった。)