拝啓、異世界に転移しました【な〇う的俺ツエ】

>村長

そうだニャ。こうして耳長や小人の種族がいたり人の子程の背丈もある猫が二足歩行で歩くニャンてのはお伽噺の世界だったニャ…成る程、ならこの手持ちの銃も単発式だしそもそも骨董品みたいな代物だからきっとここでも目立たないだろうニャ。うーむ…どうにも火薬と弾の補給は後々自力でどうにかするニャ。どのみち狩りも戦闘も基本一撃必殺だから大量には要らないニャ。返答感謝するニャ。

…では不肖ヨナ、命を救って頂いた恩義を返すべく微力ながらこの里の発展に協力させて頂くニャ。宜しく頼むニャ。
(片膝を地につけしゃがむと相手に向かって恭しく深々と頭を下げ)
ひとまず発展の足掛かりにニャるかはわからニャいがひとつ訊いておくニャ。ここの土地が貧しくて食物が育たないなら森はどうだニャ？ 自分が倒れていたという樹海、あそこには何か食料になりそうなものはあるのかニャ？