男子生徒 2018-12-26 18:01:04 |
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…たしかにそうね。
( 頬に蟠り過ぎた熱を、外の新鮮な冷気に触れ一刻も早く追い払おうとしたものの、肩口を軽く叩かれるとはたと足を止め。やや傾ける程度に顔を其方へ遣り、正論である彼の的を得た言葉に此方も冷静な思考を取り戻したのか、一度双眸を瞬かせ。バツの悪そうな表情と共に、渋り乍も同意を示せば徐ろにポケットにある鍵を取り出し。ぐるりと一度部室内に視線を巡らせ、清掃が行き届いているかを軽く確認した後、扉の近くに立ち急かす様に催促を。どうやら言葉のニュアンスからして、彼と二人で帰るという考えは聡い脳内には浮かんでいないようで。 )
じゃあ早くあんたも出て。もう戸締りして帰るから、私。
( /畏まりました、此方こそ宜しくお願い致します。では此方も下がらせて頂きますね。 )
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