情報屋 2018-12-09 19:31:53 |
通報 |
僕の作戦は滞りなく進んでる、文句を言われる筋合いはないな
(背後から文句が飛んできているが尤もらしいことを言ってちらりと振り返ると、態とらしい笑みを向けておいてやる。実際今現在警備員に止められることもなく警報がなるわけでもなく、人の流れに従って従業員のロッカールームへと問題なく移動できているのだ。侵入は順調、内心ほくそ笑みつつ良心が痛むことなどない。他人のものを盗み取り侵入までしているのだ、立派な犯罪者であるがいつも事件を解決することによってそれらはうやむやにされる。相手が想像する通り、紫藤蔵之介は正義のために探偵をやっているのではない、自分の頭脳をフル活用し敵を出し抜きこの手で犯罪を暴くことに快感を見出しているから探偵をやっているのだ。警察側についているのはその方がうまく立ち回れるから、たったそれだけ。自分の利があると分かれば簡単に犯罪者の道にも反れるだろう。僅かにある人情でそちらの道にはまだ傾倒してはいないが。やがてロッカールームへとたどり着くと、その中でも人気のない場所へと自然な足取りで移動し相手の方へとようやく振り返って)
ここで服装の調達をする。ウェイターの服を探せ清掃員でもいいが取引がある部屋まで入ることを考えるとウェイターの方が都合がいい
(/すみません、お待たせしました!)
トピック検索 |